2002年度

日本建築学会2002年度大会学術講演梗概集


301185
縮小試験体による実機積層ゴムの特性推定に関する検討
矢花修一* ; 松田昭博* ; 中平昌隆 ; 大崎敏雄*
日本建築学会2002年度大会学術講演梗概集, p.495(2002) ; (JAERI-J 19609)

 大型構造物等に用いる支持荷重及び外径の大きな積層ゴムにおいては,その特性や性能を評価・確認するための試験を実施することが試験装置性能やコスト等の制約から困難となる場合がある.そこで,本報告では鉛プラグ入り積層ゴム(LRB)及び天然ゴム系積層ゴム(NRB)の数サイズの形状が相似である試験体を用いて,試験体のスケール効果の有無及び縮小試験体による実機試験体の水平方向力学特性の推定可能範囲について検討を行った.試験結果から,NRBにおいては試験体のスケール効果がほとんどないことがわかり,LRB試験体のスケール効果はせん断ひずみ100%以上の領域ではほとんどないことが確認された.また,LRBのせん断ひずみ100%未満の領域におけるスケールによる特性の違いは鉛プラグの特性に起因していることがわかった.


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