2003年度

炭素


311077
炭素繊維強化炭素複合材料の原子力分野への応用
石原正博
炭素 (208), p.135-144(2003) ; (JAERI-J 20528)

 炭素繊維強化炭素複合材料(C/C複合材)は,高い耐熱性から原子力分野において有望な構造材の一つとして考えられている.出口ガス温度が最大約1000℃となる高温ガス炉では,制御棒被覆管や炉心拘束機構などの高性能炉内構造物への応用が期待されている.さらに,核融合炉では,高温で高中性子照射及び粒子衝突を受けるプラズマ対向機器への応用が期待されている.本稿では,両炉へのC/C複合材の応用についての研究開発の現状を述べるとともに,今後の展望について述べる.


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