2003年度

IAEA-SM


320159
Radiation processing of polysaccharides for agriculture
久米民和
IAEA-SM-365/22, p.90-94(2003) ; (JAERI-J 20693)

 多糖類は放射線分解することにより種々の生物活性が誘導される.本報告では,これまでに当研究室で得られている成果をレヴューする.キトサン,アルギン酸,カラギーナン,セルロース,ペクチンなどの多糖類は放射線で容易に低分子量化する.これら分解産物に,抗菌活性(細菌や糸状菌に対する抑制効果),植物生長促進活性,植物自己防御物質の誘導,重金属や塩などの環境ストレス抑制など新しい機能が発現する.これらの生物活性について,特に農業利用分野における応用を解説する.


320158
Development of SiC/SiC composite from precursor polymer by radiation application
杉本雅樹 ; 森田洋右 ; 田中茂 ; 瀬口忠男 ; 伊藤正義* ; 岡村清人*
IAEA-SM-365/7, p.35-40(2003) ; (JAERI-J 20692)

 放射線を用いたSiC繊維強化SiC複合材料の合成方法に関する研究を行った.SiC繊維へSiC微粉末を混合したケイ素高分子を含浸し放射線で不融化して焼成する方法により,1回の含浸−焼成の工程でセラミック複合材の合成が可能となった.また,セラミック基材に適した新規なケイ素系高分子を用いることで,セラミック複合材の破壊挙動を改善できた.


[ page top ]
JAEA > JAEA図書館 > JOPSS > 学会誌等掲載論文[バックナンバー] >  累積情報(2003年度) > 当ページ
Copyright(C), Japan Atomic Energy Agency (JAEA)