2003年度

Proceedings of International Congress on Advanced Nuclear Power Plants (ICAPP) (CD-ROM)


310794
RAPID-L highly automated fast reactor concept without any control rods, 2; Critical experiment of lithium-6 used in LEM and LIM
角田弘和* ; 佐藤理* ; 岡嶋成晃 ; 山根剛 ; 飯島進 ; 神戸満*
Proceedings of International Congress on Advanced Nuclear Power Plants (ICAPP) (CD-ROM), 6p.(2002) ; (JAERI-J 20307)

 月面用高速炉RAPID-Lでは完全自動制御を達成するために,革新的な反応度制御システムLEM,LIM及びLRMを装荷する.これらのシステムでは,Li-6を液体吸収材として用いる.このLi-6は,高速炉ではこれまで吸収材として用いられたことがない.そこで,原研の高速炉臨界集合体(FCA)を用いてLi-6の反応度特性を調べた.実験では,濃縮ウランとステンレス鋼を用いてRAPID-Lの中性子スペクトルを模擬した炉心をFCAに構築し,95%濃縮Li試料を用いてLi-6の軸方向反応度価値分布を測定した.測定結果を,RAPID-L設計手法による計算結果と比較したところ,両者は良い一致を示した.この結果から,炉心設計手法に対するバイアス因子を求め,RAPID-Lに装荷するLEM及びLIMの本数を決定した.


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