2003年度
メインテナンス
310785
安全とコストをてんびんに; 連続腐食測定天秤の開発
秦野歳久
メインテナンス 235(1), p.81-83(2003) ; (JAERI-J 20298)
- 従来の腐食試験では環境中で重量測定をおこなうと天秤自身が腐食していまい,精度及び信頼性高いデータを得ることができない課題があった.その結果,試験を中断して別環境で重量測定し,断続データを取得してきた.その課題を克服するため分離機構と腐食試験装置の開発に取り組んだ.分離機構に磁性流体を用いて腐食と測定環境を同時に分離し,天秤センサー,加熱器,噴霧器から構成する腐食試験装置の開発に成功した.本稿では装置性能を実証する水蒸気腐食試験の実施例も含め紹介する.
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