2003年度

第8回日本計算工学講演会論文集


310797
Development of an integrated numerical simulation infrastructure for fluid-structure coupled problems
羽間収* ; Guo, Z.*
第8回日本計算工学講演会論文集 8(2), p.759-760(2003) ; (JAERI-J 20310)

 今日,数値シミュレーションはあらゆる理工学分野で用いられ,その用途は設計から物理現象の解明と幅広い.数値シミュレーションはあらゆる場面で用いられるようになってきたが,物理現象の解明に役立てるためには往々にして種々の外的要因を考慮する必要があり,取り扱う問題はmulti-disciliplinaryやマルチフィジクスとなる.このようなシミュレーションには大変高度な知識と技術が要求されるため,その進展は遅いとされている.マルチフィジクス問題において大変重要であると認識されている問題に,流体−構造連成問題がある.われわれはドイツFraunhofer SCAI研究所と共同でMpCCIという通信及び物理量補間ライブラリの開発と普及に力を入れてきた.このMpCCIライブラリを用い,流体,構造ともに任意のプロセッサ数を用いた並列計算が可能な弱連成形式の数値シミュレーション基盤システムの開発を行ってきている.本報告では,今回開発を行った連成解析シミュレーションシステムの紹介を行う.


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