2003年度

第12回MAGDAコンファレンス(大分)講演論文集


310899
イオン照射したステンレス鋼腐食挙動の原子間力顕微鏡による評価
根本義之* ; 三輪幸夫 ; 辻宏和 ; 塚田隆
第12回MAGDAコンファレンス(大分)講演論文集, p.191-196(2003) ; (JAERI-J 20392)

 現在,軽水炉の高経年化との関連において重要な検討課題とされているオーステナイト・ステンレス鋼の照射誘起応力腐食割れ(IASCC: Irradiation Assisted Stress Corrosion Cracking)の基礎的な研究のため,照射材における腐食挙動の評価方法の開発及び解析を行った.イオン照射を適用し,照射温度,照射損傷量,ヘリウム(He)注入量を変化させて照射を行った.照射材の腐食挙動の評価には原子間力顕微鏡(AFM: Atomic Force Microscope)を適用し,その評価のために最適な腐食条件などについて検討した.その結果,照射材の腐食挙動の評価方法を開発し,粒界及び粒内の腐食挙動について評価を行った.方位像顕微鏡(EBSP: Electron Backscatter Diffraction Pattern)による観察結果との組合せにより,粒界性格と腐食挙動の相関について検討した.また照射条件と腐食挙動の相関について検討した.


[ page top ]
JAEA > JAEA図書館 > JOPSS > 学会誌等掲載論文[バックナンバー] >  累積情報(2003年度) > 当ページ
Copyright(C), Japan Atomic Energy Agency (JAEA)