研究開発報告書類


JAERI-Conf
1998年


26199
Proceedings of the 3rd IEA international workshop on beryllium technology for fusion, October 22-24, 1997, Mito City, Japan
河村弘・岡本眞實*
JAERI-Conf 98-001;Jan. 1998, 363p.

 本報文集は,IEA主催の「第3回核融合炉ベリリウム技術国際会議」の報文を収録したものである.本会議は,1997年10月22日から24日まで,水戸市の茨城県産業会館において,開催され,発表件数は48件であった.会議の要旨として,ブランケット関連では,スエリング,ヘリウム及びトリチウムの放出挙動,充填層の有効熱伝導率,トリチウム透過とコーティング等,プラズマ対向材としては,寿命評価,ダストの生成量評価,接合技術及び廃棄物,機械的特性及びスエリングによる変形などの研究の重要性が指摘された.また,材料と共通化させた試験の重要性が指摘され,国際的な協力体制のもとに,共同で実験を行う提案がベリリウムワークショップ国際組織委員会から提出された.


26306
Proceedings of the meeting on tunneling reaction and low temperature chemistry, 97 October;Tunneling reaction and quantum medium;October 13-14, 1997, JAERI, Tokai, Japan
宮崎哲郎*・荒殿保幸・市川恒樹*・塩谷優*
JAERI-Conf 98-002;Feb. 1998, 101p.

 1997年10月13,14日に開催した第3回低温化学セミナーのプロシーディングスである.今回の主題は「トンネル反応と量子媒体」であり,物理,化学分野からの14件の講演がまとめられている.


26307
Proceedings of the 1997 symposium on nuclear data;November 27-28, 1997, JAERI, Tokai, Japan
吉田正*・深堀智生
JAERI-Conf 98-003;Mar. 1998, 360p.

 1997年核データ研究会が,1997年11月27日と28日の両日,日本原子力研究所東海研究所において開催された.この研究会は,日本原子力研究所のシグマ研究委員会と核データセンターが主催して開いたものである.口頭発表では,核燃料サイクルと核データ,JENDLの進捗,核データの国際動向,核分裂炉への応用,新しい実験施設と核データへのニーズ,トピックスについての18件の報告があった.ポスター発表では,40件の発表があり,それらは,核データの測定,評価や評価済核データのベンチマークテスト,オンラインデータベース等に関するものであった.本報文集は,それらの論文をまとめたものである.


26308
Proceedings of the first JAERI-Kansai international workshop on ultrashort-pulse ultrahigh-power lasers and simulation for laser-plasma interactions;July 14-18, 1997, Kyoto Research Park, Kyoto, Japan
関西研究所
JAERI-Conf 98-004;Mar. 1998, 189p.

 第1回関西研究所国際ワークショップが「超短パルス,超高出力レーザー及びレーザー・プラズマ相互作用のシミュレーション」のテーマのもとに,1997年7月14日から18日にわたって京都リサーチパークで開催された.本ワークショップは,ICFA(International Committee for Future Accelerators)との合同国際ワークショップ(Joint ICFA/JAERI-Kansai International Workshop '97)として開催された.本論文集は,第1回関西研究所国際ワークショップで講演された27件のうち,論文として投稿された24件を収録している.


26309
第10回原子力におけるソフトウェア開発研究会報告集;1997年11月4日-5日, 東海研究所, 東海村
原子力コード研究委員会・炉物理研究委員会
JAERI-Conf 98-005;Mar. 1998, 196p.

 本報告書は,平成9年11月4,5日に日本原子力研究所東海研究所で開催された第10回「原子力におけるソフトウェア研究会」での発表論文を収録したものである.今回は大規模数値シミュレーションと並列計算手法がテーマであり,並列処理手法,大規模並列数値シミュレーションに関する発表が行われた.


26397
Proceedings of the sixth international workshop on ceramic breeder blanket interactions:October 22-24, 1997, Mito City, Japan
野田健治
JAERI-Conf 98-006;Mar. 1998, 286p.

 本報文集は「IEA核融合材料研究開発実施取決め」の付属書 II の下に,平成9年10月22-24日に水戸で開催された第6回セラミック増殖材ブランケット相互作用国際ワークショップ」において発表された報文を集めたものである.このワークショップでは,EU,日本,米国及びチリより約40名の専門家が参加し,セラミック増殖材の製造,キャラクタリゼーション,諸特性,トリチウム放出性能,トリチウム挙動モデリング,照射挙動,増殖ブランケット設計等についての発表と討論が行われた.この中で,IEA参加各極におけるセラミック増殖材の研究開発状況に関する情報交換が行われるとともに,研究開発課題についての論議が行われた.


26398
第1回「研究炉・試験炉利用成果発表会」報文集
研究炉部・材料試験炉部
JAERI-Conf 98-007;Mar. 1998, 197p.

 平成9年9月29日,30日の2日間にわたって,研究炉部・材料試験炉部共催により,水戸市の三の丸ホテルにて,「第1回研究炉・試験炉利用成果発表会」を開催した.本発表会の目的は,「研究炉と材料試験炉の原子力を含む科学技術の発展への貢献を広く世の中に知らせるとともに,今後の研究炉・試験炉の利用の推進,拡大を図る」である.両日を通じて,広範囲の利用分野における16件の発表講演があった.また,研究炉・試験炉の現状についての紹介,元読売新聞論説委員中村政雄氏による「JRR-2と医療照射」と題する特別講演に加えて,最後に「研究炉・試験炉が果たす科学技術への役割」というタイトルで総合討論が行われた.本報文集は,本発表会における16件の発表講演内容と総会討論等について収録したものである.


26310
「重イオン・フォトン・RIビームによるγ線分光」に関するワークショップ論文集;1997年7月15日〜7月16日,東海研究所,東海村
大島真澄・杉田道昭・早川岳人*
JAERI-Conf 98-008;Mar. 1998, 109p.

 過去3年間毎年行ってきた「タンデムブースターによる核分光国内共同実験」研究会に引き続き開催したワークショップのプロシーディングスである.本ワークショップは,平成9年7月15日,16日の両日に日本原子力研究所東海研究所で開催された.33件の講演があり,参加者は38名,このうち原研7人,外部31人であった.本報告書はワークショップ後に投稿された論文を編集したものである.


26538
Proceedings of the workshop on severe accident research held in Japan(SARJ-97);October 6-8, 1997, Yokohama, Japan
杉本純
JAERI-Conf 98-009;May 1998, 501p.

 1997年10月6日〜8日にかけて,横浜パシフィコにおいて,シビアアクシデント研究ワークショップ(SARJ-97)が開催された.このワークショップには,15ヶ国,1国際機関より180人の参加者があった.ワークショップでは,各国の研究概要,圧力容器内溶融炉心保持,水蒸気爆発,FP挙動,構造健全性,格納容器挙動,シミュレーション,アクシデントマネジメントなど,シビアアクシデントに関する実験及び解析を含む幅広い領域を対象として,合計58件の発表があった.パネルディスカッションでは,「将来型炉のシビアアクシデント研究」をテーマに,パネリスト及び会場の専門家により活発な討論が行われ,様々な意見や見解が交換された.


26539
第3回NUCEFセミナー講演報文集;1998年2月24日, 東海研究所, 東海村
第3回NUCEFワーキンググループ
JAERI-Conf 98-010;Jun. 1998, 47p.

 第3回NUCEFセミナーは,1998年2月24日,原研東海研究所において開催された.本セミナーの目的は,核燃料サイクルバックエンド諸分野の研究者が討論,情報交換を行い,研究の効果的な推進,国内研究協力の推進に寄与する場を提供することである.セミナーでは,NUCEFに関連する臨界安全,再処理及び群分離,ならびに廃棄物処理処分の研究分野に関して,1件の特別講演と12件の研究発表がなされ,原研内外の研究者によって討論された.本セミナーの参加者は,146名(うち原研外より75名)であった.本報文集は,これらの発表及び討論についてまとめたものである.


26622
第109回基礎科学セミナー-量子計測法の研究-論文集;1998年1月19-20日,東海研究所,東海村
量子計測研究グループ
JAERI-Conf 98-011;Jul. 1998, 84p.

 21世紀における放射線計測を考えると,量子現象を利用した新しい放射線検出原理を追及することが研究者にとって1つの大きな課題・目標となる.このような状況の中で量子計測研究グループでは,平成5年4月から5年間「量子計測法の研究」テーマのもとで,He-Neレーザー等を用いた中性子検出法の研究,耐放射線性光ファイバーの開発研究及び超伝導トンネル接合放射線検出器の研究の3つの研究を行った.これらの研究を終了するに当たり1998年1月19,20日に「量子計測法の研究」と題する研究会を開催した.本稿は同研究会での講演内容を論文等としてまとめたもので,所内外で精力的に行われている先端的な研究の現状を知るとともに,将来における「量子現象を利用した放射線計測法」の方向と展開を知る上で多くの示唆に富む内容を含むものである.


26689
第5回ハドロン多体系のシミュレーション研究会報告集;1998年3月3日〜3月4日,東海研究所,東海村
千葉敏・丸山敏毅
JAERI-Conf 98-012;Jul. 1998, 92p.

 研究会「第5回ハドロン多体系のシミュレーション」は,先端基礎研究セミナー第114回基礎科学セミナーとしてハドロン輸送研究グループの主催で,1998年3月3日,4日の両日,東海研究所において行われた.内容は微視的シミュレーションによる軽イオン・重イオン反応研究を主題として核構造,高エネルギー多重破砕反応実験,核物質の構造研究等多岐に亘り,19件の発表が行われた.参加総数は約30名で,盛況のうちに全日程を終えた.本レポートはその報告集である.


26862
低減速スペクトル炉に関する研究会報告書;1998年3月4-5日,東海研究所,東海村
中島伸也・落合政昭
JAERI-Conf 98-013;Sep. 1998, 279p.

 本報告書は,平成10年3月4,5日に開催された低減速スペクトル炉に関する原研主催の研究会の内容をまとめたものである.高転換型炉心研究のレビューとして,PWR及びBWRでの既往研究のまとめが説明された.低減速スペクトルMOX炉心研究では,超臨界圧水炉,RBWR及び先進的核燃料サイクル及び加圧型増殖炉についての最新の開発状況が報告された.また原研における研究現状と将来計画として,低減速スペクトル炉心の設計計画及びアクチニド研究施設について報告された.最後に,低減速MOX炉心研究会の今後の展開と技術的課題と題するパネルディスカッションが行われ,研究の進め方,社会の受容性,電力の協力,原研への要望等の意見が述べられ,幅広い質疑応答があった.


26863
Proceedings of the meeting on tunneling reaction and low temperature chemistry, 98 August;Tunneling reaction and its theory, August 3-4, 1998, JAERI, Tokai, Japan
宮崎哲郎*・荒殿保幸・市川恒樹*・塩谷優*
JAERI-Conf 98-014;Oct. 1998, 99p.

 1998年8月3,4日に開催した,先端基礎研究センター主催の第4回低温化学セミナーのプロシーディングスである.トンネル反応の理論を中心に11件の講演がまとめられている.


26987
Proceedings of the 1997 workshop on the utilization of research reactors;November 6-13, 1997, Bandung, Indonesia(Contract research)
研究炉部
JAERI-Conf 98-015;Oct. 1998, 480p.

 研究炉利用ワークショップは,1997年3月に東京で開催された第8回アジア地域原子力協力国際会議での合意に基づいて,科学技術庁からの受託調査として11月6日から13日まで,インドネシアのバンドン市で開催されたものである.11月6日からの3日間,インドネシア原子力庁・原子力技術研究センターにおいて,ラジオアイソトープ製造の公開実験に関するサブワークショップを開催し,引き続き11月10日から4日間,中性子散乱,ラジオアイソトープ製造及び研究炉の運転・保守(安全確保)の3テーマに関するワークショップを開催した.ワークショップには,中国,インドネシア,韓国,マレーシア,フィリピン,タイ,ベトナム及び日本の8か国から,約100名が参加した.


26988
Proceedings of the 3rd specialists' meeting on high energy nuclear data, March 30-31, 1998, JAERI, Tokai, Japan
深堀智生
JAERI-Conf 98-016;Nov. 1998, 138p.

 本報文集は,第3回高エネルギー核データ専門家会議の報文を収録したものである.専門家会議は,1998年3月30日と31日の両日,日本原子力研究所東海研究所において,40数名の専門家の出席のもとに開催された.数GeVまでの入射エネルギーにおける高エネルギー核データは,放射性廃棄物処理のためのスポレーション中性子源,加速器の遮蔽設計,医療用放射性同位体元素製造,放射線治療,宇宙空間での宇宙飛行士や装置への宇宙線の影響の研究,宇宙物理学などの多岐にわたる分野から必要とされている.本専門家会議では,高エネルギー核データの評価済ファイルの信頼性検証を行うという視点に立って,高エネルギー核データ整備計画,微分及び積分実験,評価の現状及びレビュー手法,断面積処理法と輸送計算法,ベンチマークテスト,海外の動向などが報告・討議された.


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