研究開発報告書類


JAERI-Conf
1999年


270301
クロスオーバー研究シンポジウム「放射性物質の環境移行研究の新たな展開」報告集; 1998年11月26日-27日,理化学研究所,和光市
松本史朗*・内田滋夫*・山澤弘実・天野光
JAERI-Conf 99-001; Mar. 1999, 269p.

 1991年に放射線リスク評価・低減化研究交流委員会の下で始まった「陸圏における放射性核種の移行モデルとパラメータに関する研究」には,原研,気象研,放医研,理研,動燃が参加し,5ヶ年で貴重な成果を上げた.1996年から開始した新プロジェクト「陸域環境における放射性核種の移行に関する動的解析モデルの開発」には,環境科技研を加え,6機関が参加している.本シンポジウムは,このプロジェクト研究の成果を発表するとともに,この分野の多くの研究者との情報交換を目的としたものである.シンポジウムには約120名の参加者があり,そこでの議論はこのクロスオーバー研究プロジェクトを進めるうえで有益なものであった.


270436
Proceedings of the 1998 symposium on nuclear data; November 19-20, 1998, JAERI, Tokai, Japan
吉田正*・深堀智生
JAERI-Conf 99-002; Mar.1999,309p.

 1998年核データ研究会が,1998年11月19日と20日の両日,日本原子力研究所東海研究所において開催された.この研究会は,日本原子力研究所のシグマ研究委員会と核データセンターが主催して開いたものである.口頭発表では,加速器施設,宇宙核物理と核データ,国際セッション,照射損傷研究と核データ,核データの積分テストについての15件の報告があった.ポスター発表では,36件の発表があり,それらは,核データの測定,評価や評価済データのベンチマークテスト,オンラインデータベース等に関するものであった.本報文集は,それらの論文をまとめたものである.


270437
Proceedings of the 3rd workshop on neutron science project; Science and technology in the 21st century opened by intense spallation neutron source, March 17 and 18, 1998, JAERI, Tokai, Japan
中性子科学計画室
JAERI-Conf 99-003; Mar.1999,215p.

 平成10年3月17,18日に東海研において,「中性子科学研究計画」の進捗状況についての報告と本計画に関連して研究所内外の専門家との議論を行うために,第3回「中性子科学研究計画」に関するワークショップを開催した.本論文集は,ワークショップ後に投稿された論文等を編集したものである.


270438
Proceedings of the 2nd NUCEF international symposium, NUCEF '98; Safety research and development of base technology on nuclear fuel cycle, November 16-17, 1998, Hotel Crystal Palace, Hitachinaka, Ibaraki, Japan
NUCEF '98企画ワーキンググループ
JAERI-Conf 99-004 Part1
JAERI-Conf 99-004 Part2
; Mar.1999,712p.

 本報文集は,1998年11月16-17日に開催された第2回NUCEF国際シンポジウム(NUCEF'98)における基調講演論文,研究発表論文(口頭及びポスター)を収録したものである.今回のシンポジウムは1995年の第1回(報文集JAERI-Conf 96-003)に引き続いて開催されたもので,今回のテーマは「核燃料サイクルにおける安全研究と基盤技術開発」である.基調講演及び研究発表は(1)臨界安全,(2)再処理・群分離,(3)廃棄物管理の各分野から計68件であった.


270892
Proceedings of the Workshop on Severe Accident Research held in Japan (SARJ-98); November 4-6, 1998, Tokyo, Japan
杉本純
JAERI-Conf 99-005; Jul.1999,523p.

 1998年11月4日から6日にかけて,ホテル・ラングウッドにおいて,シビアアクシデント研究ワークショップ(SARJ-98)が開催された.このワークショップには,13か国より181名の参加者があった.ワークショップでは,各国における研究の現状,OECDにおけるシビアアクシデントの検討状況,圧力容器内溶融炉心保持,水蒸気爆発,圧力容器外冷却性,FP挙動,構造健全性,燃料挙動,水素挙動,事故解析とモデル化など,シビアアクシデントに関する実験及び解析を含む幅広い領域を対象として,合計65件の発表があった.パネルディスカッションでは,「シビアアクシデントの事故シナリオ,アクシデントマネジメント戦略及び将来炉の設計に対する解析手法の現状; どれ程実際に近いのか?」をテーマに,パネリスト及び会場の専門家により活発な討論が行われ,さまざまな意見や見解が交換された.


270893
Proceedings of the 6th Asian Symposium on Research Reactors; March 29-31,1999,Sanno-maru Hotel, Mito, Japan
材料試験炉部
JAERI-Conf 99-006; Aug.1999,434p.

 第6回研究炉に関するアジアシンポジウム(ASRR-VI)が,1999年3月29日〜31日まで,水戸市の三の丸ホテルで開催された.この会議は,16のセッションとパネル討論で構成され,各国の試験研究炉の現状と計画,運転経験,燃料管理,原子炉の改造,照射設備,照射研究,炉特性評価,計測技術及び中性子ビーム利用について合計58件の論文が発表され,「試験・研究炉利用の新しい動向」についてパネル討論が行われた.発表者は計183人(国外33人,国内150人),参加者の国別では,中国,韓国,インドネシア,タイ,バングラデシュ,ベトナム,台湾,ベルギー,フランス,米国及び日本であった.また,国際原子力機関(IAEA)からの参加もあった.本論文集は,全発表論文及びパネル討論の記録を収録したものである.


270894
Proceedings of the Specialists' Meeting on Delayed Neutron Nuclear Data; January 28-29, 1999, JAERI, Tokai, Japan
片倉純一
JAERI-Conf 99-007; Jul.1999,133p.

 本報文集は遅発中性子核データ専門家会合の報文を収録したものである.専門家会合は平成11年1月28日,29日の両日,原研東海研において,30名の専門家の出席のもとに開催された.遅発中性子は核分裂で生成する中性子のうちわずか1%にも満たないものであるが,この遅発中性子があることにより原子炉の制御が可能となる重要なものである.この遅発中性子の評価済核データファイルにおける現状や評価法,FCAやTCAを用いた実効遅発中性子割合の測定や解析,高速炉における感度解析,アクチニド核種からの遅発中性子割合の測定等が報告された.また,関連する話題として消滅処理での遅発中性子や核分裂収率データについても報告された.


271056
第1回「極限条件におけるハドロン科学」研究会報告集; 1999年3月11日〜3月12日,東海研究所,東海村
千葉敏・丸山敏毅
JAERI-Conf 99-008; Aug.1999,202p.

 第1回「極限条件におけるハドロン科学」研究会は,先端基礎研究センター第151回基礎科学セミナーとして極限ハドロン科学研究グループの主催で,1999年3月11日,12日の両日,東海研究所にて行われた.内容はX線パルサーの観測,核物質,核構造,低エネルギー及び高エネルギー核反応,QCD等多岐に渡り,37件の発表が行われた.参加総数は約50名で,盛況のうちに全日程を終えた.本レポートはその報告集である.


271157
Proceedings of the 3rd JAERI-KAERI Joint Seminar on Post Irradiation Examination Technology; March 25-26, 1999, JAERI Oarai, Japan
材料試験炉部
JAERI-Conf 99-009; Sep.1999,393p.

 原研材料試験炉部は,韓国原研核燃料サイクル研究試験チームと,原子力の平和利用分野における研究協力実施取り決め(計画3照射後試験技術の開発)に基づき,照射後試験に関連する情報交換を実施してきた.これらの成果のとりまとめとして第3回日韓セミナーを1999年3月25日から2日間,大洗研で開催した.会議には,原研,韓国原研のほか,漢陽大,JNC,東北大金研施設,NFD,NDC等,総勢84名の参加者を得て,照射後試験の現状と将来計画,照射後試験技術,照射後試験データの評価等に関する計33件の講演があり,高速実験炉用燃料棒の再組立法開発,韓国商用炉破損燃料の原因推定等,最新の報告がなされた.また,次世代の照射後試験に対するナノレベルPIE技術,試験空間や利用に関する柔軟性の確保,さらに施設間の相互協力と国際協力の重要性も指摘された.


271158
原研・大学プロジェクト共同研究シンポジウム報告書; バックエンド分野における化学研究の成果と今後の展望, 1999年1月27日, 国立教育会館, 東京
原研大学プロジェクト共同研究バックエンド化学研究プロジェクト専門部会・大学原研プロジェクト共同研究バックエンド化学プロジェクト専門委員会
JAERI-Conf 99-010; Oct.1999,98p.

 核燃料サイクルバックエンド分野における最近の研究成果の発表並びに今後の課題・展望について議論を深めるため,1999年1月27日(金)に「原研・大学プロジェクト共同研究シンポジウム」(企画:原研・大学プロジェクト共同研究検討委員会,原研施設利用共同研究委員会,主催:日本原子力研究所,東京大学原子力研究総合センター,会場:国立教育会館)が開催された.原研・大学プロジェクト共同研究バックエンド化学研究は,(1)TRUリサイクルのための核化学的研究,(2)燃料・廃棄物の固体化学的研究,(3)再処理・廃棄物処理の基礎化学的研究,及び(4)廃棄物処分の基礎化学研究の分野で行われた.本報告書は,シンポジウムにおいて発表された研究成果並びにパネル討論及びそれに引き続く討論の概要をとりまとめたものである.


271159
Proceedings of International Symposium on Radiation Education(ISRE98)
計画調査室
JAERI-Conf 99-011; Sep.1999,414p.

 本報は,放射線,放射能,リスク等に関する教育のあり方を議論するとともに,それらの科学的知識の普及を目的に,1998年12月に開催された放射線教育国際シンポジウムの報文集である.


271257
Proceedings of the 1998 Workshop on the Utilization of Research Reactors; February 8-24 1999, Yogyakarta/Serpong, Indonesia(Contract research)
研究炉部
JAERI-Conf 99-012; Oct.1999,358p.

 研究炉利用ワークショップでは,1998年3月に東京で開催された第9回アジア地域原子力協力国際会議での合意に基づいて,科学技術庁からの受託調査として2月8日から14日まで,インドネシアのジョグジャカルタ市及びスルポンで開催されたものである.2月8日からの4日間,中性子散乱,中性子放射化分析及び研究炉の運転・保守(安全確保)の3テーマに関するワークショップを開催し,引き続き2月12日から3日間インドネシア原子力庁・スルポン材料科学研究センターにおいて,小角散乱実験に関するサブワークショップを開催した.ワークショップには,オーストラリア,中国,インドネシア,韓国,マレーシア,タイ,ベトナム及び日本の8か国から,約90名が参加した.


280028
物質科学シンポジウム「タンデム領域の重イオン科学」研究会; 1999年1月12日〜1月13日,水戸市,常陽藝文センター
岩本昭・吉田忠・竹内末広
JAERI-Conf 99-013; Jan.2000,234p.

 昭和57年に設置された原研タンデム加速器は,原研のみならず多くの大学,国立研究機関に協力研究等により利用されてきた.平成5年にはタンデムブースターが完成し,豊富なイオン種とともに,重イオンを利用した研究が多くの成果を上げてきた.平成10年度から組織変更に伴い,物質科学研究部に配属されたことを機に,原子核と固体物性関連研究を含めた合同研究会を開催することとした.この研究会を通し,両分野の研究の新展開を図るとともに,新分野の研究立ち上げのきっかけを作れればと期待している.本研究会は,6つのテーマに沿った発表を2日間に渡り開催し,同時にポスターによる詳細な議論をするべく,水戸の会場を借り実施し,延べ180名の参加を得た研究会の報告集である.

280029
水冷却炉におけるPu利用の高度化に関する研究会報告書; 平成11年3月2日,東京開催
中島伸也・落合政昭
JAERI-Conf 99-014; Dec.1999,218p.

 軽水炉によるPu利用が本格的に開始されようとしており,今後全MOX炉心,高燃焼,高転換等にかかわる軽水炉によるPu利用の高度化の重要性が高まる.当研究部では,Pu利用の高度化に重点を置いた研究を進めており,関連する研究・開発を行っている大学,機関,電力及びメーカーとの情報交換の機会を持つことは有意義である.当該研究会では基調講演,研究発表6件及び意見交換「Pu利用高度化研究の展望」が行われた.本報告は,これらの発表論文等をまとめたものであり,付録として研究会当日発表者が使用したOHPを収録するとともに,研究会のプログラム並びに参加者名簿を添付した.


280100
Proceedings of the Symposium on Frontier Nuclear Physics (FRONP99); August 2-4,1999,JAERI,Tokai, Japan
千葉敏
JAERI-Conf 99-015; Jan.2000,138p.

 「最前線の原子核物理」研究会は,先端基礎研究センター第162回基礎科学セミナーとして原研先端基礎研究センター,大阪大学核物理研究センター及び高エネルギー加速器研究機構の協力のもと,1999年8月2〜4日にかけて,東海研究所にて行われた.内容はハイパー核物理,クオーク核物理,レプトン核物理,不安定原子核,超重元素,重イオン核物理等多岐に渡り,33件の発表が行われた.そのうち3件は原研の中性子科学研究センターとKEKのJHF(Japan Hadron Facility)の統合計画に関する特別講演であった.参加総数は約70名で,盛況のうちに全日程を終えた.本レポートはその報告集である.


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