研究開発報告書類


JAERI-Conf
2003年


310514
Proceedings of the 3rd International Symposium on Material Chemistry in Nuclear Environment (MATERIAL CHEMISTRY '02, MC'02); March 13-15, 2002, Tsukuba
MC'02企画委員会
JAERI-Conf 2003-001; May 2003,451p.

 第3回材料化学国際シンポジウム(Third International Symposium on Material Chemistry in Nuclear Environment, MC'02)が,平成14年3月13日〜15日の3日間,原子力基盤技術クロスオーバー研究の一環として,筑波研究交流センターで開催された.これまで,当該シンポジウムは原子力材料クロスオーバー研究グループが中心となって第1期(89〜93),第2期(94〜98)の各節目にそれぞれMC92,MC96として開催され,今回の第3期では計算科学及び陽電子ビームクロスオーバー研究グループと合同でMC'02として開催した.MC'02では,特に発電炉,再処理,核融合,加速器等の原子力技術の高度化に不可欠な複合環境用材料の課題と材料開発,計算科学,環境適応性評価技術等の最新技術開発動向に関して,国際的な専門家を集めて活発な討論が行われた.


310346
第3回「最近の外部被ばく線量測定・評価に関するワークショップ」報文集,2002年11月28-29日,日本原子力研究所東海研究所,東海村
吉澤道夫 ; 遠藤章
JAERI-Conf 2003-002; Mar.2003,166p.

 本報文集は,2002年11月28-29日に日本原子力研究所東海研究所において開催された,第3回「最近の外部被ばく線量測定・評価に関するワークショップ」において報告された16件の講演の報文及び総合討論要旨を収録したものである.第3回目のワークショップは,「原研中性子標準校正施設の完成を契機に」を副題とし,原研が進めている加速器を用いた単色中性子校正場をはじめとした中性子線量計の校正技術,高エネルギー中性子に対する線量評価等,中性子に対する線量計測・評価に焦点をあて講演及び討論が行われた.本ワークショップにより,加速器中性子校正場及び高エネルギー中性子の線量評価に関する今後の研究開発課題を明確化するとともに,この分野の研究者間の情報交換によって研究の効率化を図ることができた.


310347
第1回イオンビーム生物応用ワークショップ論文集; 2002年11月19日,高崎研究所
鹿園直哉 ; 長谷純宏 ; 坂本綾子 ; 大野豊 ; 田中淳
JAERI-Conf 2003-003; Mar.2003,62p.

 日本原子力研究所(原研)ではイオンビームを用いた生物応用の研究を進めている.この研究を今後より一層発展させ,産学官の連携を効率的に進めるとともに,関連研究者が一堂に会し,研究開発の現状を把握し,将来を展望して研究計画に反映させることを目的として,イオンビーム生物応用ワークショップを発足させた.第1回目としてイオンビームを用いた植物資源創成の研究に関連した,「イオンビーム育種技術の開発」を採り上げた.本ワークショップは,平成14年11月19日日本原子力研究所高崎研究所ベンチャー棟大会議室において,日本原子力研究所高崎研究所主催,日本育種学会,日本原子力学会関東・甲越支部,及び日本遺伝学会共催で行われ,130人が参加した.イオン照射技術をもつ原研,理研,若狭湾エネルギー研究センターでのそれぞれの照射技術,研究成果の発表,今年から実用化された新品種の紹介など非常に質の高い発表がなされた.今後はイオンビームによりさらに新しい変異体を作出し利用していくことが重要であり,将来的にはマクイロビーム等を用いた新しい照射技術による植物育種も有望であろう.


310348
Proceedings of the 2001 Workshop on the Utilization of Research Reactors; November 5-9, 2001, Beijing, China (Contract research)
研究炉部
JAERI-Conf 2003-004; Mar.2003,353p.

 研究炉利用ワークショップは,2000年3月に東京で開催されたアジア原子力協力フォーラム第2回コーディネーター会合での合意に基づいて,文部科学省からの受託として11月5日から9日まで,中国の北京で開催されたものである.11月5日から5日間,北京において中性子散乱,Tc-99mジェネレータ及び中性子放射化分析の3テーマに関するワークショップを開催した.ワークショップには,中国,インドネシア,韓国,マレーシア,フィリピン,タイ,ベトナム,及び日本の8ヵ国から約70名が参加した.本論文集は12編の全体会議からの報告,12編の中性子散乱分野の報告,13編のTc-99mジェネレータ分野の報告,11編の中性子放射化分析分野の報告,及び1編のサマリー報告を収録したものである.


310591
第2回「溶融塩技術と計算シミュレーション」ワークショップ報告書
岡本芳浩 ; 湊和生
JAERI-Conf 2003-005; Jun.2003,186p.

 溶融塩技術を利用した物質の分離や合成は,新たな物質科学の分野への展開や各種技術への応用を切り拓くものとして,近年,調査・研究が幅広く行われてきている.その中で,乾式再処理技術は,経済性の向上が期待されるものとして注目されている.一方,昨今の計算機技術の著しい進展にともない,実験を補完し結果を予測する手段としての計算シミュレーションの役割に対する期待が大きくなってきている.このような背景のもと,原研物質科学研究部アクチノイド科学研究グループは,日本原子力学会再処理・リサイクル部会と共催で,2002年12月3日に原研東海研において,本ワークショップを開催した.本ワークショップでは,国内の第一線の研究者が集まり,溶融塩の構造や物性から乾式再処理技術と計算シミュレーションに至る,溶融塩技術の基礎から応用までの広範囲にわたり活発な討議が行われた.


310592
Proceedings of the 2002 Symposium on Nuclear Data; November 21-22, 2002, JAERI, Tokai, Japan
大澤孝明* ; 深堀智生
JAERI-Conf 2003-006; Jun.2003,318p.

 2002年核データ研究会が,2002年11月21日と22日の両日,日本原子力研究所東海研究所において開催された.この研究会は,日本原子力研究所のシグマ研究委員会と核データセンターが主催して開いたものである.口頭発表では,JENDL-3.3の完成,産業界からの要望,FP核データの現状,国際セッション,その他のトピックスについての18件の報告があった.ポスター発表では,33件の発表があり,それらは,核データの測定,評価や評価済核データのベンチマークテスト,オンラインデータベース等に関するものであった.本報文集は,それらの論文をまとめたものである.


310593
第2回重元素核科学ワークショップ, 超アクチノイド元素化学研究の進展; 2001年2月22日-23日,日本原子力研究所,東海村
塚田和明 ; 永目諭一郎
JAERI-Conf 2003-007; Jun.2003,108p.

 平成13年2月に行われた「第2回重元素核科学ワークショップ, 超アクチノイド元素化学研究の進展」の報文集である.ワークショップは大学をはじめとする各研究機関との連携を強化し,超アクチノイド元素を中心とした重元素科学研究の今後の進展を図る目的で,先端基礎研究センター第205回基礎科学セミナーとしておこなわれた.参加者は国内の研究グループから24人,所内から24人であった.本ワークショップは平成11年夏に行われた第1回のワークショップに引き続き開かれたもので,前回は国内での実験がほとんど計画段階であったのに比べて,今回は特に超アクチノイド元素の化学を中心に具体的な討論も行われた.議論の中では国内の研究施設の充実を目指した取り組みを進めることや,今後の研究協力の方法など実りある議論が展開され,本研究分野の新たな展開を期待させるものであった.


310639
第4回光量子科学研究シンポジウム論文集; 2002年11月28日〜29日,光量子科学研究センター,京都
光量子科学研究センター
JAERI-Conf 2003-008; Jul.2003,283p.

 第4回光量子科学研究シンポジウムが,2002年11月28日,29日の両日,日本原子力研究所関西研究所光量子科学研究センターにおいて開催された.本論文集は,同シンポジウムにおいて行われた招待講演5件を含む講演14件,平成13年度の共同研究・協力研究課題発表を含むポスター発表62件のうち,論文として投稿された67件を収録している.


310640
第5回「極限条件におけるハドロン科学」研究会報告集; 2003年3月18日〜20日,東海研究所,東海村
丸山敏毅 ; 千葉敏
JAERI-Conf 2003-009; Aug.2003,233p.

 第5回「極限条件におけるハドロン科学」研究会は,先端基礎研究センター第258回基礎科学セミナーとして,極限ハドロン科学研究グループの主催で2003年3月18日から20日にかけて,東海研究所にて開催された.高密度核物質やハドロン構造,ハイパー核,中性子星,超新星爆発,元素合成,重イオン反応,クォーク物質,QCDなど多岐にわたるトピックスについて33件の研究発表と討論が約50名の参加者によって行われた.また,今回は極限ハドロン科学研究グループの総括と,次期の多体ハドロン系理論研究グループに向けての展望をも目的として行われた.本レポートはその報告書である.


310910
Proceedings of the International Symposium: Transfer of Radionuclides in Biosphere, Prediction and Assessment; Mito, December 18-19, 2002
天野光 ; 内田滋夫*
JAERI-Conf 2003-010; Sep.2003,394p.

 「生態圏核種移行研究,予測と評価」国際シンポジウムは,原子力基盤クロスオーバー「生態圏核種移行」第3期研究の成果を広く公開し報告するとともに,海外から研究者を招へいし,生態圏核種移行研究,特に日本を含む東南アジア諸国における挙動予測や影響評価に適合する移行モデルやパラメータに関して,最新の知見を交換し,議論しあうことを目的とし開催した.原子力基盤クロスオーバー「生態圏核種移行」第3期研究には,日本原子力研究所,放射線医学総合研究所,理化学研究所,気象研究所,環境科学技術研究所の5機関が参加し,大学や民間の協力を得ながら研究をクロスオーバーしている.シンポジウムでは12の招待講演と44のポスター発表があった.いずれも当該分野を実験的,及び計算科学的に先導する最新研究であった.また,IAEAが2003年より主催する予定のモデル検証プログラムEMRASについての紹介もあった.本国際シンポジウムには12ヵ国19名の外国人を含め120名の参加があった.


311004
放射線リスクと分子・細胞レベルの影響メカニズムに関する国際ワークショップ資料集; 2003年2月6日〜7日, 東海研究所, 東海村
Pinak, M.
JAERI-Conf 2003-011; Sep.2003,113p.

 本国際ワークショップは,放射線リスクとその分子・細胞レベルにおける影響のメカニズムに関する最新の研究成果について検討するために,2003年2月6日と7日の両日,日本原子力研究所東海研究所において保健物理部・放射線リスク研究室が主催して開催された.ワークショップには,放射線物理学,放射線生物学,分子生物学,生体分子の結晶学,分子モデリング,バイオインフォマティクスなどさまざまな研究分野に携わる研究者が参加し,放射線リスクに関連のある基礎研究分野についての基調講演が国内外の研究者により行われた.この基調講演に基づき,分子・細胞レベルの基礎研究と生体レベルの放射線障害とをどのように結び付けていけばよいか議論がなされた.シンポジウムは,口頭発表13件,ポスター発表10件,及びパネルディスカッションから構成され,108人が参加した.本報文集は,これらの口頭及びポスター発表のうち,プロシーディング原稿をいただいた場合にはプロシーディングを,またそれ以外の発表に関しては,発表要旨に一部発表に用いられた図版を加えまとめたものである.


310818
Proceedings of the International Symposium on Accelerator-driven Transmutation Systems and Asia ADS Network Initiative
大井川宏之
JAERI-Conf 2003-012; Sep.2003,317p.

 加速器駆動核変換システム(ADS)技術に関する研究開発の現状と将来計画について,各国の取組みを紹介し,国際協力ネットワークの構築を促進することを目的として,平成15年3月24, 25日に国際シンポジウム「加速器駆動核変換システムとアジアADSネットワークの構築」を開催した.米国,欧州,日本,韓国,中国におけるADSの研究開発状況や,加速器分野及び核物理分野での研究開発の取組みが紹介された.パネル討論では,ADSの技術課題の克服に不可欠な国際協力及び分野間相乗効果について討議が行われた.これらの議論を通して,国際協力ネットワーク構築の重要性に対する共通の理解が促進された.


310819
原研−サイクル機構合同安全研究成果報告会講演集; 2003年3月7日,東京
原研−サイクル機構合同安全研究成果報告会合同事務局
JAERI-Conf 2003-013; Aug.2003,110p.

 平成17年度に予定されている原研及びサイクル機構の統合を踏まえ,両機関が実施している安全研究の最近の成果を報告するとともに,安全研究の進め方等に関する各界の意見を今後の研究に資することを目的として,2003年3月7日に東京で合同の研究成果報告会を開催した.報告会では,松原原子力安全委員会委員長代理の特別講演の後,成果の概要,各分野の安全研究の成果を,原研及びサイクル機構から報告をした.最後に,木村原子力安全委員会原子力安全研究専門部会長の議長により総合討論を行った.報告及び総合討論を通じ,新法人における安全研究の進め方として,安全研究を主要業務の一つに位置づけること,国の資金確保による中立性の確保等の重要性について,参加者間でほぼ共通の認識が得られた.本報告書は,上記合同報告会における特別講演,報告,質疑応答,総合討論及び使用されたOHPを取りまとめ,講演集としたものである.


310911
原子炉安全研究ワークショップ講演集: 経年構造物の健全性に関する研究成果を中心に; 2003年3月17日,東海研究所,東海村
日高昭秀 ; 鈴木雅秀
JAERI-Conf 2003-014; Sep.2003,178p.

 国の原子力施設等安全研究年次計画に基づいて原研が進めている原子炉安全分野全課題について研究成果を報告するとともに,最近問題となっている沸騰水型炉シュラウド等の健全性評価に関して調査結果を紹介し討議することにより,今後の原子炉安全研究の推進や経年構造物の健全性にかかわる問題の解決に役立てることを目的として,標記ワークショップを2003年3月17日に東海研究所で開催した.本ワークショップには,報道関係の日本テレビ及び新いばらき新聞を含み,所外から38名,所内から57名,計95名の参加があった.本報告書は,上記ワークショップで使用したOHP,質疑応答,質問票・アンケートに対する回答等を取りまとめ,講演集としてまとめたものである.


311005
原研・大学プロジェクト共同研究シンポジウム報告書「核燃料サイクルにおけるバックエンド化学」と「放射線高度利用研究」; 第4期プロジェクト共同研究の成果と今後の展開, 2003年2月18日, 東京大学, 山上会館
原研・大学プロジェクト共同研究検討委員会 ; 原研施設利用共同研究委員会
JAERI-Conf 2003-015; Nov.2003,103p.

 本報告は,平成15年2月18日,東大において開催された「原研・大学プロジェクト共同研究シンポジウム; 第4期プロジェクト共同研究の成果と今後の展開」をまとめたものである.バックエンド化学及び放射線高度利用の2つのプロジェクトよりなる原研・大学プロジェクト共同研究は15年度をもって終了することから,第4期プロジェクト共同研究についての成果を発表するとともに,これまでの本プロジェクト共同研究の活動をふりかえり,今後の連携の効果的な方策について意見交換を行うために開催された.バックエンド化学及び放射線高度利用の2つのプロジェクトの目的,各テーマ毎の成果,今後の研究展開が報告された.バックエンド化学の総括では,再処理と廃棄物処分の分野で原研と大学が「プロジェクト」として協力して取り組むことによって,単独では成し得ない成果を挙げたことが報告された.また,放射線高度利用の分野では,TIARAを用いた独創的な研究が進められ,人材育成を含めて多くの成果が得られたことが報告された.さらに,パネル討論では,原研・大学プロジェクト共同研究を通して得られた経験と実績を生かし,今後の新たな連携方策を探ることの重要性が強調された.


311006
Proceedings of the FNCA 2002 Workshop on Application of Electron Accelerator; Radiation system for liquid samples, 16-20 December 2002, JAERI, Takasaki, Japan
吉井文男 ; 久米民和
JAERI-Conf 2003-016; Oct.2003,185p.

 「アジア原子力フォーラム(FNCA2002)電子加速器利用ワークショップ―液体試料照射システム―」が,文部科学省の主催,日本原子力研究所及び日本原子力産業会議の協賛により,2002年12月16日(月)〜20日(金)に高崎研究所で開催された.本ワークショップには,中国,インドネシア,韓国,フィリピン,タイ,ベトナムの外国人13名,日本からは電子加速器利用の専門家など40名が参加した.本ワークショップでは,電子加速器を用いた廃水処理についての招待講演を含め,電子線照射システムや設計・コスト評価に関する18の報告が行われた.FNCA参加国から興味が示された低エネルギー電子加速器の応用分野は,液体,フィルム及び粒体であり,さらにガス及び廃水処理を加えることとなった.また,各国の要望に基づき3年間の活動計画の見直しを行い,2003年度は予定通りマレーシアでフィルムなどの固体照射に関するワークショップを行い,2004年はガス(中国)または水(韓国)についての開催を検討することが合意された.本論文集は,これら各発表者からの投稿原稿を収録したものである.


311007
物質科学シンポジウム「タンデム領域の重イオン科学」研究会; 2003年1月8日〜1月9日, 日本原子力研究所東海研究所
池添博 ; 吉田忠 ; 竹内末広
JAERI-Conf 2003-017; Oct.2003,175p.

 原研タンデム加速器・ブースター施設は,高性能で多様な重イオンビームを提供できることから,原子核物理,核化学,原子分子及び物性,材料などの基礎科学研究への利用を推進してきたところである.過去2回の研究会と同様に本研究会では,これまで2年間で得た成果の報告をしていただくだけでなく,各分野の研究者間,つまり原子核分野の研究者,物性関連分野の研究者,その他の境界領域の研究者等の間の異分野間で活発な討論をすることとした.また,今後予想される研究分野まで講演の幅を広げることで新たな重イオンを利用した科学研究の出発点となるように企画した.特に今回は,KEKとの共同研究による短寿命核ビーム加速装置開発の現状と短寿命核科学研究に向けた研究計画を中心テーマとした.


311008
第6回NUCEFセミナー講演報文集; 2003年2月20日,東海研究所,東海村
第6回NUCEFセミナーワーキンググループ
JAERI-Conf 2003-018; Oct.2003,132p.

 第6回NUCEFセミナーは,2003年2月20日,原研東海研究所において開催された.本セミナーは原研主催であるが,今回初めてサイクル機構の共催を得た.NUCEFセミナーの目的は,NUCEFに関する核燃料バックエンド分野の研究者が討論,情報交換を行い,研究の効率的な推進,国内協力研究の促進に寄与することである.今回のセミナーでは,特別講演,臨界安全性研究と廃棄物処分安全性研究に関する口頭発表,再処理プロセス研究に関するパネル討論及び燃料サイクル施設と廃棄物処分の安全研究等に関するポスター発表を行った.口頭発表は13件(特別講演1件,パネル討論での報告5件を含む),ポスター発表は30件であり,セミナー参加者は265名であった.本報文集はこれらの発表の報文を収録するとともに,議論の概要をまとめたものである.


311009
Proceedings of the 7th International Conference on Nuclear Criticality Safety ICNC2003; Challenges in the pursuit of global nuclear criticality safety, October 20-24, 2003 Techno Community Square Ricotti, Tokai, Ibaraki, Japan
ICNC2003プログラム部会
JAERI-Conf 2003-019 Part1
JAERI-Conf 2003-019 Part2
; Oct.2003,896p.

 本報文集は,2003年10月20-24日に茨城県那珂郡東海村で開催の第7回臨界安全性国際会議ICNC2003での論文を収録したものである.この会議は1999年にフランスのヴェルサイユで開催されたICNC'99に引き続くものである.本会議のテーマは「世界規模での臨界安全の追求」であり,本報文集は世界各国の臨界安全研究の現状をほぼ網羅するものである.


311010
第6回低減速軽水炉に関する研究会報告書; 2003年3月6日, 東海研究所, 東海村
鍋島邦彦 ; 中塚亨 ; 石川信行 ; 内川貞夫
JAERI-Conf 2003-020; Nov.2003,240p.

 「低減速軽水炉研究会」は,日本原子力研究所(原研)が革新的水冷却炉として研究を進めている低減速軽水炉について,研究の効率的推進に資することを目的として,所内関連部門の研究者と大学,国公立試験研究機関,電力会社,原子力メーカー等の所外研究者とが情報交換を行っているものである.本研究会は,平成10年3月に開催された第1回会議以来,毎年開催されており,第6回となる今回は,平成15年3月6日に東海研で行われ,昨年同様,日本原子力学会北関東支部の共催を得て,所内関連研究者,大学,研究機関,メーカー等から100名の参加があった.第1部では,原研における低減速軽水炉の研究開発の現状とともに,小型低減速炉の設計研究,低減速炉心の臨界実験,高性能被覆管の開発,限界熱流束実験に関する最新の研究成果(5件)が報告された.また,第2部では,革新的原子炉研究開発を巡る動向として,「実用化戦略調査研究」及び「超臨界圧水冷却炉の研究」について,それぞれサイクル機構と東芝からの発表があった.


320171
第7回黎明研究報告会報告集; 2003年7月1, 2日東海研究所先端基礎研究交流棟
柴田猛順
JAERI-Conf 2003-021; Feb.2004,551p.

 黎明研究は,原研が原子力に関連する基礎・基盤研究の分野で,独創性・新規性に富んだ萌芽的研究に助成している公募型研究である.平成14年度に実施された黎明研究51件の研究成果の報告会が,2003年7月1日,2日の両日,東海研究所で開催された.黎明研究の成果が原研内外で多くの研究の進展に寄与する一助にするため,提出された黎明研究報告書をまとめた.


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