研究開発報告書類


JAERI-Conf
2004年


320278
第2回イオンビーム生物応用ワークショップ論文集; 2003年11月21日,高崎研究所
鹿園直哉 ; 長谷純宏 ; 坂本綾子 ; 大野豊 ; 田中淳
JAERI-Conf 2004-001; Mar.2004,72p.

 日本原子力研究所(原研)ではイオンビームを用いた植物資源創成の研究を進めている.このイオンビーム育種の研究開発の現状を把握し,将来を展望して研究計画に反映させることを目的として,昨年高崎研究所イオンビーム生物応用研究部を中心に第1回イオンビーム生物応用ワークショップを開催した.さらに高崎研究所イオンビーム生物応用研究部は本年,この研究分野の産学官の連携を効率的に進めるとともに,関連研究者が一堂に会しこの研究を今後より一層発展させることを目指し,第2回イオンビーム生物応用ワークショップを主催した.本ワークショップは,平成15年11月21日日本原子力研究所高崎研究所ベンチャー棟大会議室において,日本原子力研究所高崎研究所主催,日本育種学会,日本原子力学会関東・甲越支部,及び日本遺伝学会共催で行われ,134人が参加した.イオンビーム照射技術による生物応用研究,イオンビーム育種技術をもちいた品種改良並びに今後の研究展開に関して非常に質の高い,充実した発表がなされた.今後イオンビームによりますます多くの有用な植物資源が創成されることが期待される.


320279
大規模データマネージメント関連会議合同論文集; 2003年1月29日-31日,光量子科学研究センター,京都
光量子科学研究センター ; 計算科学技術推進センター
JAERI-Conf 2004-002; Mar.2004,81p.

 この大規模データマネージメント関連会議の合同論文集は,14本の大規模データマネージメント関連の論文からなっている.これらは,2003年1月29日から30日の2日間開かれたITBL環境下での大規模データマネージメントに関するオープンワークショップと2003年1月31日に開かれた大規模シミュレーションを使った光量子物質相互作用研究会の論文をまとめたものである.


320338
第4回創造的研究のための大規模データマネージメントシンポジウム論文集; 2002年9月2日-4日,光量子科学研究センター,京都
上島豊
JAERI-Conf 2004-003; Mar.2004,62p.

 本報告書は,2002年9月2日から4日の3日間,京都の関西研究所光量子科学研究センターで開催された第4回創造的研究のための大規模データマネージメントシンポジウムの論文10本をまとめたものである.本シンポジウムは,民間及び公的研究機関の研究者及びその関係者が大規模データ処理や可視化を伴う実験や研究及びその基盤を支えるネットワークなどの大規模データマネージメントに関する最新の研究,技術について報告し,情報交流を行うことを目的としている.本シンポジウムの構成は,講演及びパネルディスカッション,実験室・スーパーコンピュータ施設見学,併設科学館であるきっづ光科学館ふぉとん見学とした.民間から7件,大学・研究機関から10件の合計17件の講演があり,参加者は,所外からの参加者95名を含む合計117名の参加があった.本シンポジウムは,計算科学及び光量子シミュレーション及び実験研究において重要である大規模データマネージメント技術の現状及び展望を示し,今後の研究指針を立てるうえで貴重な場となった.


320280
原研先端基礎研究会「超重元素の核物理・核化学」ワークショップ; 2003年2月27-28日,東海村
西尾勝久 ; 西中一朗 ; 池添博 ; 永目諭一郎
JAERI-Conf 2004-004; Mar.2004,254p.

 原研先端基礎研究センターの主催によって,2003年2月27-28日に「超重元素の核物理・核化学」と題するワークショップを開催した.超重元素の合成実験はドイツ,ロシア,フランス,アメリカ等で行われており,日本では理研が111番元素の合成に成功した.原研では,タンデム加速器施設において,超重元素合成に有利な反応を探る研究を行っている.超重元素の化学研究も活発に行われている.重い元素では,相対論効果によって外殻電子の軌道やエネルギーが変化をうけ,族で特徴づけられる化学的性質とは異なった振る舞いをすることが理論的に予測されている.原研タンデム加速器施設は,248Cm標的を使ってRfやDbを合成し,これらの化学研究を行っており,日本の拠点となっている.日本における超重元素の研究の現状を理解し,今後の研究の方針が議論され,有意な研究会となった.


320492
Proceedings of the 2003 Symposium on Nuclear Data; November 27-28, 2003, JAERI, Tokai, Japan
大澤孝明* ; 深堀智生
JAERI-Conf 2004-005; Apr.2004,262p.

 2003年核データ研究会が,2003年11月27日と28日の両日,日本原子力研究所東海研究所において開催された.この研究会は,日本原子力研究所のシグマ研究委員会と核データセンターが主催して開いたものである.口頭発表では,ADS開発と核種変換のための核データ,次世代炉等への核データニーズと次期JENDL構想,核物理研究及び核データ測定の最前線,物理研究の最先端と核データ,アジア地域の核データニーズ及び活動,わが国の核データ研究の今後,その他のトピックスについての18件の報告があった.ポスター発表では,26件の発表があり,それらは,核データの測定,評価や評価済核データのベンチマークテスト等に関するものであった.本報文集は,それらの論文をまとめたものである.


320339
Proceedings of the 6th IEA International Workshop on Beryllium Technology for Fusion; December 2-5, 2003, Miyazaki City, Japan
河村弘 ; 田中知* ; 石塚悦男
JAERI-Conf 2004-006; Mar.2004,347p.

 本報告集は, 国際エネルギ−機関(IEA)主催の「第6回核融合炉用ベリリウム技術に関する国際ワ−クショップ」の報告を収録したものである.本ワ−クショップは,2003年12月2日から5日まで,宮崎市のシーガイヤにおいて,欧州,ロシア,カザフスタン,ウクライナ,中国,米国及び日本から69名の出席のもとに開催された.本ワ−クショップの発表件数は49件であり,各地域におけるベリリウム研究開発の概要,ベリリウムとプラズマ/トリチウムの相互作用研究,ITERへのベリリウム応用研究開発(成形技術,接合技術など),ベリリウムの中性子照射効果に関する研究,照射済ベリリウムの廃棄物処理/リサイクルに関する技術開発,ベリリウム安全衛生,ベリリウム溶融塩(液体ブランケット)に関する研究,ベリリウム金属間化合物に関する研究,パネルディスカッション等の多岐に渡る議論がなされた.パネルディスカッションでは,ベリリウムの中性子照射効果,ベリリウム金属間化合物の応用,廃棄物処理/リサイクルに関し,国際協力を視野に入れた研究の進め方についての議論が行われ,必要な国際協力の項目が提案された.


320610
Proceedings of the FNCA 2003 Workshop on Application of Electron Accelerator; Radiation system for thin film, 18-22 August 2003, Kuala Lumpur, Malaysia
吉井文男 ; 久米民和
JAERI-Conf 2004-007; Jun.2004,216p.

 「アジア原子力フォーラム(FNCA 2003)電子加速器利用ワークショップ; フィルム照射システム」が,文部科学省の主催,マレーシア原子力庁,日本原子力研究所及び日本原子力産業会議の協賛により,2003年8月18日(月)〜22日(金)にクアラルンプール,マレーシアで開催された.本ワークショップには,中国,インドネシア,韓国,フィリピン,タイ,ベトナムから各2名,開催国マレーシアからは11名,日本からは5名の電子加速器利用の専門家など合計28名が参加した.本ワークショップの初日には,「電子加速器利用に関する上級者管理セミナー」として一般公開され,総計87名の参加者があった.セミナー講演,フィルム照射についての招待講演を含め,電子線照射システムに関する19の報告が行われた.FNCA参加国から興味が示された低エネルギー電子加速器の応用分野は,液体,フィルム及び粒体であり,さらにガス及び廃水処理を加えることとなった.また,各国の要望に基づき3年間の活動計画の見直しを行い,2004年度は中国で排煙処理に関するワークショップを行うことが合意された.本論文集は,これら各発表者からの投稿原稿を収録したものである.


320493
第3回「溶融塩技術と計算シミュレーション」ワークショップ報告書
岡本芳浩 ; 湊和生
JAERI-Conf 2004-008; Apr.2004,228p.

 溶融塩を利用した使用済み核燃料の乾式再処理技術の開発が,経済性の向上の期待のもと,調査・研究が幅広く行われている.一方,昨今の計算機技術の著しい進展に伴い,実験を補完し結果を予測する手段としての計算シミュレーションの役割に対する期待が大きくなってきている.溶融塩技術の中においても,シミュレーション技術が盛んに利用されている.このような背景のもと,原研物質科学研究部アクチノイド科学研究グループは,日本原子力学会再処理・リサイクル部会と共催で,2003年12月16日に原研東海研において,第3回「溶融塩技術と計算シミュレーション」ワークショップを開催した.本報告書は,その講演の要旨及び講演OHPをまとめたものである.


320611
第5回光量子科学研究シンポジウム論文集; 2003年11月20日-21日,木津
関西研究所
JAERI-Conf 2004-009; Jun.2004,285p.

 第5回光量子科学研究シンポジウムが,2003年11月20日,21日の両日,日本原子力研究所関西研究所木津地区において開催された.本論文集は,同シンポジウムにおいて行われた招待講演4件を含む講演14件,平成14年度実施の光量子科学に関する協力研究・共同研究課題発表を含むポスター発表60件のうち,論文として投稿された69件を収録している.


320612
Proceedings of the FNCA 2002 Workshop on the Utilization of Research Reactors; January 13-17, 2003, Jakarta & Serpong, Indonesia (Contract research)
国際原子力総合技術センター
JAERI-Conf 2004-010; Jun.2004,236p.

 研究炉利用ワークショップは,2002年3月に東京で開催されたアジア原子力協力フォーラム第3回コーディネータ会合での合意に基づいて,文部科学省からの受託として2003年1月13日から17日まで,インドネシアのジャカルタ及びスルポンで開催されたものである.Tc-99mジェネレータ技術及び中性子放射化分析の2つのテーマについてワークショップを開催し,中国,インドネシア,韓国,マレーシア,フィリピン,タイ,ベトナム及び日本の8か国から88名が参加した.本論文集は,8編の全体会議からの報告,10編のTc-99mジェネレータ分野の報告,10編の中性子放射化分析分野の報告及び1編のサマリー報告を収録したものである.


320727
第7回NUCEFセミナー講演報文集; 2004年2月20日,東海研究所,東海村
第7回NUCEFセミナーワーキンググループ
JAERI-Conf 2004-011; Jul.2004,166p.

 第7回NUCEFセミナーは,2004年2月20日,原研東海研究所において開催された.本セミナーは原研主催,サイクル機構共催で実施した.NUCEFセミナーの目的はNUCEFに関する核燃料バックエンド分野の研究者が討論,情報交換を行い,研究の効率的な推進,国内協力研究の促進に寄与することである.今回のセミナーでは,基調講演,長寿命核種分離研究に関する口頭発表,廃棄物処分安全規制支援研究に関する口頭発表とパネルディスカッション,燃料サイクルと廃棄物処分の安全性研究及び次世代燃料サイクル開発研究に関するポスター発表を行った.口頭発表は15件(提言1件,基調講演1件含む),ポスター発表は47件であり,セミナー参加者は281名であった.本報文集はこれらの発表の報文を収録するとともに,パネルディスカッションの議論の概要をまとめたものである.


320670
Proceedings of the 11th International Workshop on Ceramic Breeder Blanket Interactions; December 15 - 17, 2003, Tokyo, Japan
榎枝幹男
JAERI-Conf 2004-012; Jul.2004,237p.

 本報文集は,「IEA核融合炉工学に関する実施取り決め」に基づくセラミック増殖材ワークショップ及び日米核融合共同研究の一環として開催された「第11回セラミック増殖材ブランケット相互作用国際ワークショップ」の報文をまとめたものである.本ワークショップでは,欧州連合,ロシア,日本のセラミック増殖ブランケットの設計,HICU, EXOTIC-8, IVV-2Mによる照射試験の最新の成果,Li2TiO3等のトリチウム放出挙動のモデリング,Li2TiO3とLi4SiO4微小球の製造技術開発と物性値研究,Li2TiO3とLi4SiO4微小球充填層の熱機械挙動測定とモデリングに関する研究,境界テーマとして,ブランケット筐体製作技術開発,核融合中性子によるブランケットモックアップの中性子工学実験,トリチウム回収システム開発,などについての研究開発の現状と今後の課題についての情報交換が行われた.


320728
第2回原研−サイクル機構合同安全研究成果報告会講演集; 2004年2月6日,東京
第2回原研−サイクル機構合同安全研究成果報告会合同事務局
JAERI-Conf 2004-013; Aug.2004,97p.

 原子力安全委員会の定める安全研究年次計画及び規制行政庁等のニーズを踏まえ,原研とサイクル機構が実施している安全研究について,原子力関係者及び一般を対象に,最近の成果を報告するとともに,統合後の新法人における安全研究の進め方に関する総合討論を行うことにより,今後,新法人が進める安全研究に資することを目的として,2004年2月6日に東京で第2回合同研究成果報告会を開催した.総合討論では,原研及びサイクル機構以外のパネリストから新法人における安全研究の進め方に関する考え方が示され,期待の大きいことが明確になり,新法人の安全研究計画の策定に際して参考となる貴重な意見が得られた.本報告書は,上記合同報告会における特別講演,報告,質疑応答,総合討論及び使用された発表資料を取りまとめ,講演集としたものである.


330012
第8回黎明研究報告会報告集; 2004年6月29, 30日東海研究所先端基礎研究交流棟
柴田猛順
JAERI-Conf 2004-014; Dec.2004,212p.

 黎明研究は,原研が原子力に関連する基礎・基盤研究の分野で,独創性・新規性に富んだ萌芽的研究に助成している公募型研究である.平成15年度に実施された黎明研究42件の研究成果の報告会が,2004年6月29日,30日の両日,東海研究所で開催された.黎明研究の成果が原研内外で,多くの研究の進展に寄与する一助にするため,提出された黎明研究報告書をまとめた.


330058
Proceedings of the Symposium on Nitride Fuel Cycle Technology; July 28, 2004, JAERI, Tokai, Japan
物質科学研究部
JAERI-Conf 2004-015; Dec.2004,143p.

 この報告書は,2004年7月28日に日本原子力研究所東海研究所で開催された「窒化物燃料サイクル技術」シンポジウムの論文集である.このシンポジウムの目的は,国内外の専門家間で窒化物燃料サイクル技術に関する情報及び意見を交換し,この研究分野での現状,将来の研究について議論することにある.発表・討論されたトピックスは,国内外における技術開発の現状,調製技術,物性測定及び乾式再処理プロセスである.シンポジウムには53名の参加者があり,活発な討論が行われた.


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