研究開発報告書類


JAERI-Conf
2005年1月〜9月


330350
Proceedings of 3rd International Symposium on Radiation Education, ISRE 04; August 23-26, 2004, Nagasaki Brick Hall, Nagasaki, Japan
企画室
JAERI-Conf 2005-001; Mar.2005,620p.

 第3回放射線教育国際シンポジウムは2004年8月23-26日に長崎市で開催された.放射線及びそれに関連する核に関する知識については正しく学校の生徒や一般公衆に普及されなくてはならない.このシンポジウムはこれまで正しい知識の普及を目指す放射線教育の効果的な方法に発展させることに貢献してきた.放射線についての人々の不必要な恐怖心を取り去って,放射線や核エネルギーを人類福祉への貢献のために利用するため,この放射線教育の精神は1998年,葉山での最初のシンポジウムで国際的に周知され,2002年のデプレッツェンでの開催に引き継がれ,今回,第3回目を放射線に深いかかわりを持つ長崎市での開催に至った.シンポジウムは5つのセッションから構成され,発表論文は77件,参加者は141名,参加国数は13か国であった.


330351
材料創製研究ワークショップ論文集; 2004年11月17日,高崎研究所
吉田勝 ; 浅野雅春 ; 大島武 ; 杉本雅樹 ; 大垣淳平
JAERI-Conf 2005-002; Mar.2005,79p.

 放射線を利用した材料創製研究を発展させるとともに,新たな研究の展開に役立てることを目的とした「材料創製研究ワークショップ」の講演集をまとめたものである.近年急速に研究が進み,社会生活にも大きな影響を与えると考えられるナノテクノロジー及び水素をテーマとして,国内の大学,研究機関や民間企業の研究者が集まり,情報交換と討論を行うことにより,最先端の研究動向を把握し,今後の材料創製研究に役立てる.ナノテクノロジーに不可欠な微細加工や評価技術,水素社会の根底を支える高機能材料創製の重要性は増してきており,多くの研究機関で精力的な研究開発が進められている.こうした研究開発の中で,観測子としての機能と作用子としての機能を併せ持つ放射線は必要不可欠なものとなってきている.このため,放射線利用研究の中核を担っている原研において,材料創製研究の観点から,ワークショップを開催した.


330352
Proceedings of 2004 Symposium on Nuclear Data; November 11-12, 2004, JAERI, Tokai, Japan
田原義壽* ; 深堀智生
JAERI-Conf 2005-003; Mar.2005,254p.

 2004年核データ研究会が,2004年11月11日と12日の両日,日本原子力研究所東海研究所において開催された.この研究会は,日本原子力研究所のシグマ研究委員会と核データセンターが主催して開いたものである.口頭発表では,軽水炉及び核燃料サイクルと核データ,ADS開発のための核データ,JENDL-3.3の使用経験とJENDL-4への要望,最近の断面積測定,物質生命科学と核データ,海外の核データニーズと活動についての19件の報告があった.ポスター発表では,21件の発表があり,それらは,核データの測定,評価や評価済核データのベンチマークテスト及び応用等に関するものであった.本報文集は,それらの論文をまとめたものである.


330486
第6回光量子科学研究シンポジウム論文集; 2004年11月4日-5日,木津
関西研究所
JAERI-Conf 2005-004; Jun.2005,243p.

 第6回光量子科学研究シンポジウムが,平成16年11月4日,5日の両日,日本原子力研究所関西研究所(木津地区)において開催された.本論文集は,同シンポジウムにおいて行われた招待講演5件を含む講演16件,平成15年度実施した光量子科学に関する協力研究・共同研究課題発表を含むポスター発表56件のうち,論文として投稿された58件を収録している.


330597
Proceedings of the FNCA 2004 Workshop on Application of Electron Accelerator; EB treatment of flue gases, 6-10 September 2004, Beijing, China
吉井文男 ; 久米民和
JAERI-Conf 2005-005; Jun.2005,178p.

 「アジア原子力フォーラム(FNCA 2004)電子加速器利用ワークショップ; 排煙処理」が,文部科学省の主催,中国国家原子能機構,中国化学科学院近代物理研究所及び日本原子力研究所の協賛により,2004年9月6日(月)〜10日(金)中国北京市で開催された.本ワークショップには,インドネシア,韓国,フィリピン,タイ,ベトナムから各1名,マレーシアからは3名,開催国中国からは9名,日本からは10名の電子加速器利用の専門家など合計28名が参加した.本ワークショップの初日は,「電子加速器利用に関する上級管理者セミナー」として一般公開され,総計67名の参加者があった.セミナー講演,排煙処理についての招待講演を含め,電子線照射システムに関する20の報告が行われた.FNCA参加国から興味が示された低エネルギー電子加速器の応用分野は,液体(天然高分子,廃水),固体(ハイドロゲル,フィルム)及びガス(排煙)である.各国の要望に基づき3年間の活動計画の見直しを行い,2005年度は韓国で廃水処理に関するワークショップを行うことが合意された.本論文集は,これら各発表者からの投稿原稿を収録したものである.


330689
物質科学シンポジウム「加速器を利用した物質科学」研究会
石井哲朗 ; 浅井雅人 ; 知見康弘
JAERI-Conf 2005-006; Jul.2005,144p.

 原研タンデム加速器・ブースター施設は,世界で有数の性能を持ち,原子核物理,核化学,原子分子及び物性,材料などの広い分野で優れた成果を上げ,基礎科学を推進してきた.タンデム加速器施設は,加速管の更新やターミナルECRイオン源の設置,さらには高エネルギー加速器研究機構との共同プロジェクトによる短寿命核加速実験装置(Tokai Radioactive Ion Accelerator Complex, TRIAC)の設置により,新たな利用が開始されようとしている.この機会に,タンデム加速器などを用いた最新の成果や実験計画,また今後の発展が期待される実験技術について情報交換を行い,重イオンによる物質科学研究を新たに展開する原動力とするために本研究会を企画した.本研究会は,平成17年1月6日,7日の両日,原研東海研究所の情報交流棟第2会議室において,約90名の出席者を得て開催され,24件の口頭発表が行われた.物性関連や原子核関連,加速器関連の研究者が一堂に会し,異分野の研究者間においても活発な討論が行われ,盛況のうちに全日程を終了した.本まとめは,研究会の報告集である.


330690
Proceedings of the International symposium NUCEF 2005; February 9-10, 2005, Techno Community Square RICOTTI, Tokai-mura, Ibaraki-ken, Japan
NUCEF2005ワーキンググループ
JAERI-Conf 2005-007; Aug.2005,359p.

 国際シンポジウムNUCEF2005が,2005年2月9日と10日の両日,日本原子力研究所の主催,核燃料サイクル開発機構の共催により,テクノ交流館リコッティ(東海村)で開催された. 本シンポジウムのプログラムは,燃料サイクル安全研究委員会の検討に基づき決められた.放射性廃棄物処分安全,臨界安全を含む核燃料サイクル施設の安全性,及びプロセス開発基礎の研究分野について最新の研究成果等に関する59の発表が行われ,11か国からの239名の参加者により活発な議論が行われた.本報文集は,それらの論文をまとめたものである.


330806
第4回「溶融塩技術と計算シミュレーション」ワークショップ論文集; 2004年12月20日,東海研究所,東海村
アクチノイド科学研究グループ
JAERI-Conf 2005-008; Sep.2005,216p.

 この報告書は,2004年12月20日に日本原子力研究所(JAERI)の東海研究所で開催された第4回「溶融塩技術と計算シミュレーション」ワークショップの講演報文集である.このワークショップの目的は,国内の専門家間で溶融塩技術と計算シミュレーションに関する情報及び意見を交換し,この研究分野での現状,将来の研究について議論することにある.講演発表は14件(基調講演1件含む)であり,ワークショップ参加者は約55名であった.本報文集はこれら発表論文を収録するとともに,パネルディスカッションの議事録をまとめたものである.


330691
第7回低減速軽水炉研究会報告書; 2004年3月5日,東海研究所,東海村
秋江拓志 ; 鍋島邦彦 ; 内川貞夫
JAERI-Conf 2005-009; Aug.2005,153p.

 「低減速軽水炉研究会」は,原研が革新的水冷却炉として研究を進めている低減速軽水炉について,研究の効率的推進に資することを目的とし,所内関連部門の研究者と所外研究者とが情報交換を行う場として,平成10年3月の第1回会議以来毎年開催しているものである.第7回となる今回の研究会プログラムは,講演5件と総合討論により構成されている.本報告書は,各講演の論文と質疑応答集,及び総合討論の議事録を掲載するとともに,付録として各発表者が使用したプレゼンテーション資料を添付した.


330807
第3回イオンビーム生物応用研究ワークショップ論文集; 2004年9月29日,高崎研究所
松橋信平 ; 鈴井伸郎 ; 石岡典子
JAERI-Conf 2005-010; Sep.2005,79p.

 TIARAのイオンビームを利用したバイオ分野の研究をより一層発展させるため,第3回イオンビーム生物応用研究ワークショップ「ポジトロンイメージングを用いた植物研究の新展開; リアルタイム画像で見る植物の機能」を平成16年9月29日,日本原子力研究所高崎研究所ベンチャー棟大会議室において開催した.本ワークショップは,植物ポジトロンイメージング技術の一層の普及,産学官の連携推進,及びポジトロンイメージングによる植物機能解析研究の今後の研究計画に資することを目的とした.イオンビームを用いた生物応用研究,ポジトロンイメージング法を用いた植物機能解析の研究,及びポジトロンイメージング計測を支える技術の研究開発などについて成果報告があり,ポジトロンイメージング研究の将来展望について討議した.


330808
第9回黎明研究報告会報告集; 2005年6月28, 29日,東海研究所,先端基礎研究交流棟
山下利之
JAERI-Conf 2005-011; Sep.2005,205p.

 黎明研究は,原研が原子力に関連する基礎・基盤研究の分野で,独創性・新規性に富む萌芽的研究に助成している公募型研究である.平成16年度に実施された黎明研究38件の研究成果の報告会が,2005年6月28日,29日の両日,東海研究所先端基礎研究交流棟で開催された.本報告書は,黎明研究から原研内外で多くの研究が進展する一助にするため,提出された黎明研究報告書をまとめたものである.


330809
第4回イオンビーム生物応用研究ワークショップ論文集; 2005年6月22日,高崎研究所
小林泰彦 ; 舟山知夫 ; 和田成一* ; 浜田信行*
JAERI-Conf 2005-012; Sep.2005,53p.

 原研高崎研では,イオン照射研究施設(TIARA)のイオンビームを利用したバイオ分野の研究をより一層発展させるため,「マイクロビームを用いた生物学研究の新展開; マイクロサージャリの応用と細胞の放射線応答」と題して,マイクロビームを用いた細胞の放射線応答の研究及び生物機能解析プローブとしてのラジオマイクロサージャリへの応用について最新の研究成果を報告し,生命科学・バイオ技術分野さらには医学・医療分野へのマイクロビーム応用の将来展望について討議することを目的として第4回イオンビーム生物応用研究ワークショップを開催した.原研におけるイオンビーム生物応用研究の概要,国内外のマイクロビーム照射実験施設の現状,マイクロビームを用いた昆虫の生体修復機構の解析研究やバイスタンダー効果の研究などについて最新の成果が報告され,マイクロビームは生物学研究における新しい解析ツールとして非常に有効であるとともに低線量放射線生物影響の研究や放射線医学応用研究にも極めて重要であるとの認識が共有された.今後,これらの分野におけるマイクロビーム利用研究の一層の進展が期待される.


[ page top ]
JAEA >  JAEA図書館 >  JOPSS >  研究開発報告書類[バックナンバー] >  JAERI-Conf(2005年1月〜9月)
Copyright(C), Japan Atomic Energy Agency (JAEA)