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Comparison method for neutron activation analysis with $$gamma$$-$$gamma$$ matrix

$$gamma$$-$$gamma$$マトリクスを用いた中性子放射化分析における比較法

藤 暢輔   ; 大島 真澄; 初川 雄一; 早川 岳人; 篠原 伸夫 

Toh, Yosuke; Oshima, Masumi; Hatsukawa, Yuichi; Hayakawa, Takehito; Shinohara, Nobuo

一般的に放射化分析では、元素の定量を行う際にあらかじめ定量されている標準試料との$$gamma$$線強度の比較を行うことによって、定量を行う。この相対的な定量(比較法)では、絶対定量の際に必要であるさまざまな核データや検出器の効率などを用いないため、それらに起因する誤差が大幅に低減され、精度の高い定量を行える。これまでは単元素に対して比較法による定量が行われてきた。多重$$gamma$$線を用いた微量元素分析では、化学分離を行うことなく同時に多種の核種を定量することが可能である。従来の1次元スペクトルを用いた放射化分析では、多くの場合、多種の核種を同時に定量することが困難である。そのため、多元素同時に扱った比較法はこれまで行われていない。多重$$gamma$$線を用いた微量分析において、精度の高い定量を行うために多元素同時に比較法を適用した。23種類の元素を含む標準試料を用意して比較法による定量を行った結果、多重$$gamma$$線を用いた微量分析においても比較法が適用可能であり、また有効であることを示した。さらにこの方法を用いて同時に50元素まで定量が可能であることを示唆した。

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分野:Chemistry, Analytical

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