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The Effect of hydrophobic picrate on the extraction and separation of lanthanides(III) with carbamoylmethylene phosphine oxide

カルバモイルメチレンホスフィンオキシドによるランタノイド(III)の抽出・分離に及ぼす疎水性ピクリン酸イオンの効果

長縄 弘親  ; 鈴木 英哉; 館盛 勝一; 那須 昭宣*; 関根 達也*

Naganawa, Hirochika; Suzuki, Hideya; Tachimori, Shoichi; Nasu, Akinobu*; Sekine, Tatsuya*

以前の研究から、疎水性陰イオンであるピクリン酸イオンが金属イオンの抽出を大きく増大させることがわかったが、今回は、ランタノイドの分離についても検討し、疎水性陰イオンの効果が、抽出能ばかりではなく、分離能をも改善させることがわかった。本研究では二座配位抽出剤であるCMPOにピクリン酸を添加したときの協同効果を検討し、非常に大きな効果が生じるメカニズムを解明した。ピクリン酸イオンが対イオンとして働くことにより、ランタノイドとCMPOの錯陽イオンが脱水和されることが抽出錯体の脂溶性を高め、抽出能が向上する。また、脱水和によって有機配位子であるCMPOが金属イオンに対してより効果的に働き得ることが、分離能が向上した原因と考えられる。

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パーセンタイル:71.54

分野:Chemistry, Physical

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