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大強度陽子加速器用中性子冷減速材容器の残留応力測定

Measurement of residual stress in the neutron cold moderator cell for high-intensity proton accelerators

盛合 敦; 粉川 広行  ; 山本 和喜 ; 神永 雅紀  ; 皆川 宣明; 堀口 洋二

Moriai, Atsushi; Kogawa, Hiroyuki; Yamamoto, Kazuyoshi; Kaminaga, Masanori; Minakawa, Nobuaki; Horiguchi, Yoji

原研と高エネルギー加速器研究機構が共同で推し進めている大強度陽子加速器建設計画(統合計画)の、中性子散乱実験施設に設置される中性子減速材容器の残留応力について測定した。本容器は、アルミニウム合金から機械加工によって部品ごとに削出し成形し、溶接によって接合されている。溶接付近の母材は、製造段階のこのような加工や溶接入熱によって導入される残留応力により、材質の機械的変化が著しく劣化することがある。そこで、容器の健全性の確認の一つとして、最近、材料の内部の応力状態を非破壊的で観測ができる方法として注目されている中性子回折法を用いて残留応力測定を行い、その定量的な把握を試みた。その結果、溶接線に比較的近い溶接熱影響を受けやすい位置では、容器材料の室温での引張強さ360MPaより低い、最高で250MPa程度の引張残留応力の状態であることが確認できた。また、この位置から20mmまで離れたところでは、逆に、-100MPa程度の圧縮応力状態であることが確認できた。

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