検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

Association of Eu(III) and Cm(III) with ${it bacillus subtilis}$ and halobacterium salinarum

ユーロピウム及びキュリウムと微生物(bacillus subtilis and halobacterium salinarum)との相互作用についての研究

尾崎 卓郎; Gillow, J. B.*; Francis, J. A.*; 木村 貴海 ; 大貫 敏彦; 吉田 善行

Ozaki, Takuo; Gillow, J. B.*; Francis, J. A.*; Kimura, Takaumi; Onuki, Toshihiko; Yoshida, Zenko

微生物とユーロピウム及びキュリウムとの相互作用についての研究を行った。微生物試料としては、一般環境中に生息する$it Bacillus subtilis$と高濃度の塩の存在下でのみ生育するHalobacterium salinarumを用いた。両元素の微生物体への吸着率をトレーサー法により調べた結果、$rm pH$が3から5の範囲では吸着量,吸着速度ともに高pHほど大きな値を示すことがわかった。また、両微生物間で、吸着平衡後の分配率(K$$_{d}$$)に大きな違いは見られず、両元素はほぼ等しい挙動を示した。微生物体に吸着したユーロピウムの状態を時間分解レーザー誘起蛍光分光法により調べた。蛍光寿命より配位水の数を求めた結果、$it Bacillus subtilis$に吸着したユーロピウムの配位水数は$rm pH$の増加とともに減少し、$it Halobacterium salinarum$については逆の傾向が見いだされた。発光スペクトルの形状から得られる情報により吸着ユーロピウムの配位構造の複雑性を検討したところ、Bacillus subtilisに吸着したユーロピウムの配位構造の複雑性は$rm pH$の影響をほとんど受けないが、$it Halobacterium salinarum$については$rm pH$の増加とともに複雑性が急激に増すことが示された。また、これらの結果から、$it Halobacterium salinarum$に吸着したユーロピウムはBacillus subtilisに吸着したものよりも、より外圏型な配位構造を有することがわかった。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.