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Effect of fractionated exposure to carbon ions on the frequency of chromosome aberrations in tobacco root cells

タバコ根端細胞の染色体異常頻度に対するカーボンイオン分割照射効果

下野 和彦*; 鹿園 直哉; 井上 雅好*; 田中 淳; 渡辺 宏

Shimono, Kazuhiko*; Shikazono, Naoya; Inoue, Masayoshi*; Tanaka, Atsushi; Watanabe, Hiroshi

タバコ根端細胞に対するカーボンイオン分割照射効果について調べた。2MeV電子線に対する220MeVカーボンイオンの単一照射の生物学的効果比(RBE)は、分裂指数が15,染色体異常頻度が10であった。カーボンイオン0.5Gyを二回,1時間,2時間,6時間間隔で照射しても1Gyの単一照射と染色体異常頻度に差がみられなかった。しかしながら、電子線においては、5Gyを2時間間隔で照射した場合、10Gy単一照射に比べて染色体異常頻度が低下することが見いだされた。このことは、一回目の照射によって「正確な」修復が誘導・活性化されたことを示唆している。染色体異常のスペクトルが単一照射と分割照射で変わらなかったことから、この電子線における染色体異常頻度の低下はある特定の型の異常が原因ではないと考えられる。カーボンイオンの分割照射によって染色体異常頻度が下がらないことは一回目の照射によって「正確な」修復が誘導・活性化されない、もしくはカーボンイオンによる損傷が効率的に修復されないことが原因と考えられる。

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分野:Biology

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