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Effect of the hydrophobic anion of picrate on the extraction of europium(III) with diamide

ユウロピウム(III)の抽出におけるジアミドとピクリン酸イオンの協同効果の解明

長縄 弘親  ; 鈴木 英哉; 館盛 勝一; 那須 昭宣*; 関根 達也*

Naganawa, Hirochika; Suzuki, Hideya; Tachimori, Shoichi; Nasu, Akinobu*; Sekine, Tatsuya*

アクチノイド、ランタノイドの抽出分離に有用な新しい抽出剤として注目されているジアミドについて、その抽出能の向上に、イオン対抽出に基づく協同効果が有効かどうかを検討した。第2の抽出剤として、疎水性でかさ高の陰イオンであるピクリン酸イオンを用いた。本研究ではユウロピウム(III)の抽出に与える協同効果を検討し、そのメカニズムを解明した。その結果、Eu(III)にジアミド分子が2つ配位し、さらに対イオンとして、3つのピクリン酸イオンを伴ったイオン対錯体の生成が、この協同効果の大きさを決定づけていることがわかった。この錯体の抽出定数は対イオンが硝酸イオンに替わった錯体の抽出定数の6$$times$$10$$^{10}$$倍という大きさで、このことが、この系で見られる極端に大きな協同効果の原因であることがわかった。ピクリン酸イオンは、疎水性が大きいことから、抽出の向上に極めて有効に作用することがわかった。

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パーセンタイル:35.36

分野:Chemistry, Multidisciplinary

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