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Neutron scattering study of the magnetic structure of DyCu$$_{2}$$

DyCu$$_{2}$$の磁気構造の中性子散乱による研究

小池 良浩*; 目時 直人   ; 森井 幸生; 吉田 良行*; 摂待 力生*; 大貫 惇睦*

Koike, Yoshihiro*; Metoki, Naoto; Morii, Yukio; not registered; Settai, Rikio*; Onuki, Yoshichika*

DyCu$$_{2}$$は帯磁率などの測定からT$$_{N}$$=31.5Kで磁気秩序を示す。熱膨張率の測定では約20Kにも異常が見られ、この温度で磁気転移が存在することが示唆されていた。そこで中性子散乱実験により磁気構造の変化を調べた。その結果20Kでの磁気転移の存在を確認した。低温相(T$$<$$20K)はa軸方向に3倍周期の磁気構造を持ち、(i)(h$$pm$$1/30l)(h+lが偶数)と(i')(h0l)(h+lが奇数)、で表される位置に磁気散乱が観察され、それぞれ別の磁気秩序変数のように振る舞い、(1/300)と(000)の2つの反強磁性ベクトルが存在することがわかった。高温相(20K$$<$$T$$<$$30K)では磁気散乱ピークがincommensurateな位置(i')(h$$pm$$[1/3+$$delta$$]0l)(h+lが偶数、$$delta$$~0.012)に観察された。一方、20前後で(200)及び(002)核散乱ピークの位置、及び強度になんら温度変化は観測されず、この温度で結晶構造に大きな変化が生じていないことがわかった。以上の実験結果から、高温相で非常に長周期のincommensurateな磁気構造が安定であることが明らかとなった。

no abstracts in English

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分野:Physics, Multidisciplinary

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