Fragmentation of methyl formate following carbon 1s electron excitation

炭素1s電子励起によるギ酸メチルのフラグメンテーション

Sekiguchi, Hiromi*; not registered; Suzuki, Isao*; Sekiguchi, Tetsuhiro

凝集ギ酸メチル(DCOOCH $_{3}$ )からの光刺激イオン脱離反応においていくつかの共鳴励起によりフラグメントイオン収量が増加することが観測されている。本研究はそれが表面反応に特有なものであるかどうかを確かめる目的で気相DCOOCH $_{3}$ 分子の光分解実験を行った。実験は電総研TERAS放射光施設おける軟X線ビームラインの飛行時間質量分析装置を用いて行った。表面反応ではC $_{1s}$ (C-D) $^{ast}$ (C-D)の励起でD $^{+}$ 収量が大きく増加したが、気相反応ではそれほど増加しなく、一方でC $_{1s}$ (CH $_{3}$ ) $^{ast}$ (CH $_{3}$ )励起でD $^{+}$ 収量は減少した。気相では単分子反応が起こり中性化が起こらないため量子収率の変化は分子の分解による収量減少という形で表れる。それに対して、表面反応では中性化反応が起こるため量子収率の変化は表面分子の励起状態での反発性を反映して収量増加という形で表われる。上記の結果は光刺激イオン脱離法が表面敏感な分析手法であることを示している。

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使用言語	:	English
掲載資料名	:	Atomic Collision Research in Japan
巻	:
号	:	23
ページ数	:	p.80 - 81
発行年月	:	1997/00
発表会議名	:
開催年月	:
開催都市	:
開催国	:
キーワード	:	放射光; サイトスペシフィック光分解; 共鳴励起; ギ酸メチル; 軟X線; 気相光分解; フラグメンテーション

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登録番号 : A19980079
抄録集掲載番号 : 260660
論文投稿番号 : 15657

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