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国際熱核融合実験炉(ITER)のコスト低減設計

Reduced cost option for ITER

菊池 満

Kikuchi, Mitsuru

ITERの工学設計活動は、1998年7月に最終設計報告書(FDR)をまとめて、一段落するが、現在、3年間の単純延長を行い、サイト対応設計などの残された課題を実施する予定である。一方で、ITERの建設を効果的に開始するために、計画目標を守りつつ、詳細技術目標と技術裕度を切り下げてコスト低減を図るオプションを検討することがITER理事会で決定され、その技術指針を与える特別作業グループが設立された。本報告では、これら一連の動きと、低コストオプションの技術指針(案)について述べるものである。

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