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核融合炉開発の意義

Rationale for fusion reactor development

岸本 浩

Kishimoto, Hiroshi

世界全体が、またそれを構成する個々の国家が安定な秩序のもとで維持発展するためには、豊富なしかも適切なコストのエネルギーの供給が不可欠である。新しい21世紀において予想される人口増と途上国を中心とするエネルギー需要の増大要因に加えて、エネルギー消費の増加に伴う環境影響の抑制が避けて通れない。核融合は、このような条件を満たし得るエネルギーオプションである。エネルギー利用の制約と環境問題への対応が、間違いなく今日よりも厳しくなっているであろう来世紀中期以降に実現が期待される核融合は、人類の重要なエネルギーオプションであるばかりでなく、来世紀の不確定なエネルギー情勢に対する人間社会の安定な維持発展を担保できる。臨界プラズマ条件を達成した今、次なるそして最終の研究目標である自己点火の実現を目指した4極(日米欧露)共同のITER計画が進展しているところである。

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