Polar structure of lysozyme aggregates in unsaturated solution determined by small-angle neutron scattering-contrast variation method

中性子コントラスト変調法による未飽和状態中のリゾチーム凝集体の極性構造

新村 信雄; 峯崎 善章; 田中 伊知朗*; 藤原 悟; 安宅 光雄*

Niimura, Nobuo; Minezaki, Yoshiaki; not registered; Fujiwara, Satoru; not registered

ニワトリ卵白リゾチームは未飽和溶液中で既に凝集体を形成している。この凝集体と過飽和溶液中で存在する凝集体の関連を中性子コントラスト変調法により研究した。それによると、未飽和溶液中の凝集体は分子が平行に並んだ構造(極性構造)をとっている。一方、過飽和液中から生成する結晶中の分子の配列は非極性である。つまり、未飽和中に存在する凝集体は、結晶の前駆体ではないと結論付けられる。

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