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放射能測定へのマイクロカロリメータの応用

Application of microcalorimeter to radioactivity measurements

源河 次雄*; 岩本 清吉

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ラジオアイソトープからの放射能をカロリメータ内で完全に吸収し熱に変換することにより、放射能量を測定することができる。ラジオアイソトープの試料容器としてガラス、金属、プラスチックなど多様な物質を使用できるうえに試料自身も気体、液体、固体の別を問わない。このように試料を破壊せずに密封状態のまま測定できるのが、カロリメータの特長である。この測定法は放射線安全取り扱い上も非常に有利であり、また測定後の試料をそのまま使用したり販売することができる。したがってラジオアイソトープを比較的多量に取り扱う者にとって重要な技術である。これらの特長を有するカロリメータ法について、放射線吸収による微小熱量増加をマイクロカロリメータにより測定し、放射能測定を行う原理、実際への応用例などについて紹介し解説する。

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