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Realistic fission saddle-point shapes

現実的な核分裂鞍点の形

M$"o$ller, P.*; 岩本 昭

M$"o$ller, P.*; Iwamoto, Akira

核分裂現象を記述する最も重要な物理量として、核分裂障壁の高さ及びそのときの原子核の形がある。通常行われる計算では、これらはStrutinskyの模型により計算される。問題は核分裂の基底状態から始まり核分裂障壁を経由して核分裂片に分かれるまでを記述するには、最低5種類の形のパラメータを導入する必要があることである。すなわちポテンシャル表面を5次元空間で計算してそこでの極小点や鞍部点を求める必要がある。この計算を行うためのネックは、計算機の能力と、鞍部点を探す有効なアルゴリズムの開発にある。われわれはこの両方を解決して、何ら先入観に頼らない方法でアクチナイド核の鞍部点を初めて計算した。その結果、Ra,Th及びFm核などでは従来から議論されていたように外側の障壁が複雑に振る舞うこと、一方U,Pu領域ではよりシンプルな構造をすることなどを何ら経験に頼らずに示した。又核分裂障壁の高さは以前の計算に比べて系統的に下がること、外側の障壁では核分裂片の性質がはっきり現れていることなど、従来の常識を覆す数々の結果が得られた。

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分野:Physics, Nuclear

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