検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

SrI$$_{2}$$ diffusion experiment in a granite from underground research laboratory in Manitoba, Canada

カナダ・マニトバ州の地下実験施設から採取した花崗岩内におけるヨウ化ストロンチウムの拡散実験

山口 徹治 ; 中山 真一 ; Vandergraaf, T. T.*

Yamaguchi, Tetsuji; Nakayama, Shinichi; Vandergraaf, T. T.*

処分施設から漏洩した放射性核種が岩盤内を移行する現象を評価するためには、岩石内への核種の拡散係数が必要である。通常この拡散係数は多孔質媒体中における拡散の理論を用いて見積もられるが、吸着性のイオンに対しては表面拡散の寄与等により、この理論が適用できない場合があることが示唆されている。本研究ではカナダ・マニトバ州にある地下実験施設の240mレベルの亀裂ゾーンから採取した花崗岩と地下水を用い、吸着性のSr$$^{2+}$$と非吸着性のI$$^{-}$$の拡散を同時に測定し、結果を検討した。透過拡散の遅延時間から得られたSr$$^{2+}$$の分配係数(K$$_{d,diff}$$=0.8ml/g)は、溶液中におけるSr$$^{2+}$$濃度の減少分から見積もられた分配係数(K$$_{d,batch}$$=82ml/g)に比べて二桁も低いという結果が得られた。この結果はSr$$^{2+}$$の岩石内拡散には、表面拡散現象が寄与するという仮説を支持するものである。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.