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Helium exhaust in ELMy H-mode plasmas with W-shaped pumped divertor of JT-60U

JT-60UのW型ダイバータにおけるELMy Hモードプラズマでのヘリウム排気と輸送

逆井 章; 竹永 秀信; 細金 延幸; 櫻井 真治; 秋野 昇; 久保 博孝; 東島 智; 玉井 広史 ; 朝倉 伸幸; 伊丹 潔; 清水 勝宏

Sakasai, Akira; Takenaga, Hidenobu; Hosogane, Nobuyuki; Sakurai, Shinji; Akino, Noboru; Kubo, Hirotaka; Higashijima, Satoru; Tamai, Hiroshi; Asakura, Nobuyuki; Itami, Kiyoshi; Shimizu, Katsuhiro

ITER等の将来のトカマク型核融合炉では、D-T反応で生じるヘリウム灰の制御及び連続的な排出が重要な課題となる。JT-60Uでは、ポンプ付きのW型ダイバータに改造し、排気用クライオポンプをアルゴンフロスト化して、ヘリウム排気実験をできるようにした。ELMy Hモードプラズマ中に6秒間のヘリウムビーム入射を行い、ヘリウムの排気性能及び輸送について調べた。その結果、ヘリウムビーム入射開始後1.2sで粒子補給と排気がバランスして、ヘリウム濃度4%の状態を定常的に維持するのに成功した。排気性能の目安となるヘリウムの残留時間/エネルギー閉じ込め時間の比は4となり、ITERで要求されている比10を大きく下回る良好な排気性能が得られた。また、ヘリウム濃縮係数は1.1が得られ、ITERで要求されている0.2を大きく上回り、ITERの設計を大きく支持する結果が得られた。

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分野:Materials Science, Multidisciplinary

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