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Long-range antiferromagnetic spin correlation below 50mK in a heavy fermion superconductor UPt$$_{3}$$

重い電子系超伝導体Upt3における50mK以下での反強磁性長距離スピン相関

小池 良浩*; 目時 直人   ; 木村 憲彰*; 芳賀 芳範   ; 山本 悦嗣  ; 大貫 惇睦*; 前沢 邦彦*

Koike, Yoshihiro*; Metoki, Naoto; Kimura, Noriaki*; Haga, Yoshinori; Yamamoto, Etsuji; Onuki, Yoshichika*; not registered

重い電子系超伝導体UPt$$_{3}$$は、5K以下で0.02$$mu$$$$_{B}$$/Uのモーメントを持つ反強磁性秩序を示すことが、中性子散乱実験によって観察されている。一方、NMRや比熱ではこの磁気転移に伴う異常は観察されておらず、この磁気秩序は通常の静的な秩序ではなく揺らいだ状態と考えられている。また、約18mKで比熱と熱膨張率に異常が観察され、磁気転移の可能性が示唆されている。そこで、UPt$$_{3}$$の低温における磁気秩序について調べるために中性子散乱実験を行った。その結果、570mKで幅の広いピークが、50mK付近から徐々に狭くなり、20mKでほぼresolution-limitの幅のピークになった。これは超低温での長距離秩序の可能性を示している。570mKでのスピン相関長は約430$AA$であり、以前からの報告と一致する。さらに、より高品質の試料について測定を行った結果でも同様な線幅の減少が見られたが、高温(0.5K以上)でのスピン相関長は約700$AA$で、高品質の試料ほど相関長が長くなることが明らかになった。

no abstracts in English

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