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群分離法の開発: DIDPAの精製

Development of partitioning process: Purification of DIDPA

渡邉 雅之   ; 森田 泰治  ; 久保田 益充

Watanabe, Masayuki; Morita, Yasuji; Kubota, Masumitsu

現在開発中の4群群分離プロセスでは、高レベル廃液からジイソデシルリン酸(DIDPA)を用いて、超ウラン元素を溶媒抽出により分離することに成功している。溶媒抽出の際、DIDPAは、放射線分解や酸による加水分解などにより劣化する。主たる劣化生成物であるモノイソデシルリン酸(MIDPA)は、超ウラン元素の分離効率を低下させるため、除去する必要がある。従来、MIDPAの除去には、エチレングリコールを用いる溶媒抽出により行われてきたが、分相が良くないという問題があった。本研究では、分相が促進される方法として、アセトンまたはメタノールを添加する方法を検討した。さらに、新しい精製法としてメタノール、アセトン水溶液を用いる方法を考察し、エチレングリコールを用いる方法に匹敵する優れた方法であることを見い出した。

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