検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

時の彼方からよみがえるウランガラスの輝き; 弱電離気体中に置かれたウランガラスからの蛍光発生

Regeneration of the lost emission by uranium glass fluorescence of uranium glass in weakly ionized plasma

西村 昭彦  ; 上島 豊; 田島 俊樹; 佐々木 亜衣*

Nishimura, Akihiko; Ueshima, Yutaka; Tajima, Toshiki; Sasaki, Ai*

ウランガラスは原子力,光技術,美術工芸のそれぞれに深くかかわる研究対象である。ここでは原子力技術の関係者に対して、光技術と美術工芸としてのウランガラスの魅力を紹介した。ウランイオンを含むガラスは紫外線を受けて緑黄色の蛍光を発することから、ラジウム発見以前にウランはガラスの着色剤として大量に使用された。歴史的にはX線発見の以前に、放電による電子衝突励起を用いてウランガラスを発光させる試みがJohn Peter Gassiot(1797-1877)により行われた。この歴史的な実験の再現のため、空気の弱電離プラズマ内にウランガラスで作製したゴブレットを置きその蛍光を観察した。ガラス製容器の中にウランガラス製のゴブレットを置き、容器内部を減圧しテスラコイルにより放電させた。真空度が1Torrにおいて赤紫色の発光がついにウランガラスのゴブレットの縁から溢れ出るように広がった瞬間を捕らえることができた。緑黄色の発光は530nm近傍に第1ピークを有し、超高ピーク出力レーザーのレーザー媒質のチタンサファイアの励起波長に一致することが明らかとなった。現在はネオジウムガラスレーザーの2倍高調波によりチタンサファイアの励起が行われているが、ウランガラスも同じ波長の蛍光を発する。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.