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原子炉事故時における日本の典型的な家屋の放射線遮蔽効果

Radiation shielding effect of typical residential houses in Japan in reactor accidents involving noble gas release

山口 恭弘; 南 賢太郎

Yamaguchi, Yasuhiro; Minami, Kentaro

放射性物質の大量放出を伴う原子炉事故時の初期および中期においては、施設周辺住民の被害を低減する防護対策として、住民の屋内退避が有効な手段であると言われている。本研究は、事故時に放出された放射性希ガス等のプルームからの$$gamma$$線に対して日本の代表的な家屋がいかなる遮蔽効果を有するかを検討したものである。その結果、家屋の遮蔽係数は、プルームの形状の違いや放射性ヨウ素のプルームへの混入によって大きく影響されず、原子炉停止から放射性物質放出までの時間の関数として緩やかに低下し、$$^{133}$$Xeがプルーム中の最優勢核種成分となる50時間移降一定となることがわかった。防災対策上指標とすべき遮蔽係数として、住宅要用鉄筋コンクリート家屋に対して0.4、その他の住宅用一般家屋に対して0.9という値を提案した。

no abstracts in English

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