A New biodegradable polydepsipeptide consisting of (L-alanyl)-L-lactyl sequences(n=0,1,2, and 3)
(L-アラニル)-L-ラクチル単位(n=0-3)からなる生分解ポリデプシペブチド
吉田 勝; 浅野 雅春; 熊倉 稔; 片貝 良一*; 真下 透*; 湯浅 久子*; 今井 強一*; 山中 英寿*
Yoshida, Masaru; Asano, Masaharu; Kumakura, Minoru; Katakai, Ryoichi*; Mashimo, Toru*; Yuasa, Hisako*; Imai, K.*; Yamanaka, Hidetoshi*
(L-アラニル)-L-ラクチル[(Ala)-Lac](n=0-3)単位からなるシーケンシャルポリデプシペプチドを2-ニトロフェニルサルフェニルN-カルボキシ酸無水物法によって合成した。このポリマーは主鎖にペプチド結合とエステル結合をもつため、プロテアーゼ酵素(例、トリプシン)とエステラーゼ酵素(例、リパーゼ)の競争反応によって分解を受けることが考えられる。トリプシンによるポリマーの分解は、poly(Ala-Lac)で極大を示し、試験開始から10週目で約55%分解率に達した。同じ傾向はリパーゼを用いた時にも観察された。しかし、分解率は、トリプシンのそれより著しく高く、100%近くにまで達することが分かった。この結果は、エステル結合を切断する酵素作用によってポリマーの分解が優先的に起こっていることを意味する。
no abstracts in English
- 登録番号 : A19900057
- 抄録集掲載番号 :
- 論文投稿番号 : 9980
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