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Quantitative evaluation of multiple production of neutrons induced by cosmic rays in materials

物質中における宇宙線誘起による中性子多重発生の定量的評価

木村 貴海 

Kimura, Takaumi

バックグラウンド中性子とは何か?この問題は常温核融合研究における極微弱レベル中性子計測と関連して重要である。そこでバックグラウンド中性子の定量的評価を目的として、物質中における宇宙線誘起による中性子発生率を測定した。中性子検出体系内に種々の物質が存在したときに測定された中性子計数率は物質内での中性子多重発生を示唆した。物質1モル当たりの全中性子及び同時中性子計数率は平均原子量Aに対してそれぞれ$${propto}$$A$$^{1.80}$$, $${propto}$$A$$^{2.11}$$の相関をもつことを明らかにした。さらに重水に対して測定された中性子計数率は上の関係から予想される値に比べ例外的に高く、その発生率は1.9$$times$$10$$^{-2}$$n/s・kgであった。この結果は重水における中性子発生に、重水素の分解または核融合(?)が寄与することを示している。

no abstracts in English

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