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$$eta$$ pairing and superconductivity in the negative-U Hubbard model

負電子相関があるハバード模型における$$eta$$対形成と超伝導機構

別役 広

Betsuyaku, Hiroshi

電子が同一サイト上に来る時に引力が働くハバード模型では、$$eta$$対を形成することにより、基底状態は一重項になり、エネルギーにギャプが生じていることを明らかにした。この基底状態では、U(1)対称性が自発的に破れていて、これに伴う新しいボース粒子「$$eta$$粒子」が創られている。$$eta$$粒子のボース凝縮により形成される凝縮体は、超伝導の特徴である非対角長距離秩序(Off-Diagonal Long-Range Oder; ODLRO)を示す。この新しい機構に依る超伝導は次の様な特徴を有する。(1)超伝導を起こす対要素の大きさは0である。これに対して$$eta$$粒子自身は全空間に広がっている。(2)温度が上がると、熱的騒乱により基底凝縮体の位相に乱れが生じ、超伝導が消失する。(3)BCS的方程式から決まるギャプと転移温度の関係は$$Delta$$=4.0$$kappa$$$$_{B}$$T$$_{c}$$である。(4)ギャプは電子-ホール対称性を有する。転移温度は、ホール濃度の小さい領域ではホール濃度に比例している。(5)$$eta$$粒子の熱的遙動により、常伝導状態の性質に異常が生じる。

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分野:Materials Science, Multidisciplinary

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