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Analysis of current diffusive ballooning mode

電流拡散バルーニングモードの解析

矢木 雅敏; 伊藤 公孝; 伊藤 早苗*; 福山 淳*; 安積 正史

Yagi, Masatoshi; Ito, Kimitaka; Ito, Sanae*; Fukuyama, Atsushi*; Azumi, Masafumi

電子粘性による電流拡散効果により引き起こされる新しい不安定性-電流拡散バルーニングモードを見出した。このモードは、電子の熱伝導係数及びイオンの粘性により安定化される。これらの効果のバランスにより定常乱流状態が維持され、それにともなって異常輸送が引き起こされると考えられる。バルーニング変換を用いて固有モード方程式を導き、マージナル安定条件の考え方に基づいて異常輸送係数を評価した。異常輸送係数は、パラメータ$$lambda$$/$$chi$$及び$$mu$$/$$chi$$で書かれることがわかった。ここで$$mu$$はイオンの粘性係数、$$chi$$は電子の熱伝導係数、$$lambda$$は電流拡散係数である。モードが静電的振舞いをする時、$$lambda$$/$$chi$$からはスキンスケールが現われ、$$mu$$/$$chi$$はオーダ1となる。この新しい異常輸送係数が大河により導出されたモデルのパラメータ依存性によく似た依存性を持つこと及び大河モデルで説明できないLモードの電流依存性をも説明できることが見出された。

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