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研究利用の現状と今後の計画,9; 加速器・ビーム技術

R&D for advanced radiation application using ion beams; Accelerator and beam technology

田中 隆一

Tanaka, Ryuichi

放射線高度利用研究は、材料科学やバイオ技術の広い分野の研究に広いエネルギー範囲、多種類のイオンビームを本格的に応用することを意図しており、ビーム性能の拡大、加速器利用の効率化、安定化等は利用研究のニーズに応える共通基盤的な技術開発として位置づけられる。TIARAにおけるビーム利用手段の特徴には、マイクロビーム、大面積均一照射、パルスビーム、多重ビーム、各種二次ビーム等があり、多目的の研究に応えられる。特に、マイクロビームでは、粒子種やエネルギー領域の異なる幾つかのビームラインが設置されつつあり、その技術開発が着々と進められている。ビーム性能拡張のためのイオン源、加速器本体、制御系等の加速器技術開発、並びに基盤となるビーム計測、基礎データ整備等の研究も進められている。

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