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アラニン線量計の放射線治療線量レベル(1$$sim$$100Gy)への応用

Application of alanine dosimeter to radiotherapy-level(1$$sim$$100Gy) dosimetry

小嶋 拓治; 津田 政行*

Kojima, Takuji; not registered

アラニン-ポリスチレン(PS)線量計は、素子の組成が生体組成に近く優れた特性をもっており、放射線治療における1$$sim$$100Gyの線量測定でもその有用性が期待される。本報告では、治療用18MVのX線及び6$$sim$$20MeVの電子線を用いて、未照射素子のゼロ線量値の評価とその補正、1kGyの応答に規格化することによる線量評価とその不確かさ等について調べた。この結果、ゼロ線量値が3.5Gy相当とやや高い欠点をもっているが、ゼロ線量値を補正した応答が吸収線量とほぼ正比例していることから、1kGyの応答を基準とすることにより、$$pm$$3%(68%信頼度)程度の精度で1$$sim$$100Gyの線量評価が可能であり、治療分野で要求される$$<$$$$pm$$2%を10Gy以上ではほぼ満たしていることが明らかとなった。また18MVのX線及び6$$sim$$20MeVのエネルギーの異なる電子線の線量応答に線種による違いが認められなかった結果について他の報告例と比較し考察を加えた。

no abstracts in English

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