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放射線による農林産廃棄物の有効利用

Utilization of agricultural wastes by radiation

久米 民和

Kume, Tamikazu

放射線を用いた農林産廃棄物の有効利用について、オイルパーム空果房の飼料化を中心に解説する。世界各地で大量に発生している農林産廃棄物の中で、セルロース廃棄物は公害防止及び資源の有効利用の両面から注目されている。世界第1位のパーム油生産国では、セルロース廃棄物である空果房及び果肉繊維が各々年間300万トン排出されており、原研とマレイシア核技術研究所(MINT)との間で空果房の飼料化に関する検討を進めている。これまでに、放射線殺菌とマレイシア産ヒラタケによる発酵処理を組合せることにより、消化性のより飼料を生産できることが明らかとなり、MINTでパイロット・プラントの準備を進めている。また、パーム油産業はインドネシアでも著しい伸びを示しており、これらの国におけるセルロース廃棄物の飼料化の現状についても述べる。

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