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Time scale of the preequilibrium process in intermediate-energy nucleon-induced reactions

中間エネルギー核子入射反応における前平衡過程の時間スケール

千葉 敏; 仁井田 浩二*; 岩本 修  

Chiba, Satoshi; Niita, Koji*; not registered

量子分子動力学(QMD)を用いて、中間エネルギー核子入射反応において入射粒子が持ち込むエネルギーが熱化される時間スケールを研究した。熱化を計る尺度として、衝突する2核子系での平均運動エネルギーを採用した。その結果、熱化に要する時間は20fm/c(7$$times$$10$$^{-23}$$秒)のオーダーであり、通常複合核過程の時間スケールとして信じられている時間(10$$^{-18}$$秒)に比べて非常に小さいことがわかった。また、このようにエネルギーが急速に複合系にダンプしていく理由を定性的に説明することができた。このように入射エネルギーが20fm/c程度の時間で熱化することが分かり、我々が従来より行っているようにQMDと統計崩壊模型を100fm/cの時間で接続して用いる妥当性が直接的に示された。

no abstracts in English

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パーセンタイル:58.29

分野:Physics, Nuclear

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