検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

Structure change of crystalline graphite due to hydrogen ion irradiation observed by in-situ electron energy loss spectroscopy

その場観察電子エネルギー損失分光法による水素イオン照射時におけるグラファイト結晶構造の変化

櫛田 浩平; 北條 喜一

Kushita, Kohei; Hojo, Kiichi

電子エネルギー損失分光法は物質の種類あるいはその電子状態、結晶構造などの情報が得られる比較的新しい手法であるが、イオン照射による結晶構造の変化をこの方法(EELS)で観察した例は非常に少ない。本実験は、核融合炉第一壁材料であるグラファイトの構造変化を、水素イオン(10keV H$$_{2+}$$)照射下において観察したものである。その結果、結晶構造変化とイオン照射量との関係は非常に特異なものであることが分かった。すなわち、照射量が7$$times$$10$$^{15}$$H/cm$$^{2}$$位まではほとんど結晶構造が変化せず、その後照射量の対数に比例して非晶質化が起こり、3.5$$times$$10$$^{16}$$H/cm$$^{2}$$で非晶質化が完了する。この非晶質化を起こすイオン照射量は、シリコンカーバイド(SiC)などの場合に比べ1桁程度低く、また照射量と非晶質化の関係も異なることが判明した。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.