Construction and testing of the new multijunction LHRF launcher for JT-60 upgrade

JT-60U用新型マルチジャンクションLHRFランチャの製作と試験

関 正美; 池田 佳隆; 小西 一正*; 今井 剛; 高橋 春次; 横倉 賢治; 沢畠 正之; 菅沼 和明 ; 佐藤 稔; 藤城 賢司*; 佐藤 一也*; 藤田 秀男*; 関 則和*; 上原 和也; 永島 孝; 太田 充

Seki, Masami; Ikeda, Yoshitaka; not registered; Imai, Tsuyoshi; not registered; Yokokura, Kenji; Sawahata, Masayuki; Suganuma, Kazuaki; Sato, Minoru; not registered; not registered; Fujita, Hideo*; not registered; Uehara, Kazuya; Nagashima, Takashi; Ota, Mitsuru

高効率の電流駆動を目指して高周波特性のよいランチャを製作するためには、導波管の薄い「仕切り板」の変形を極力抑えられる製作技術の確立が重要であった。JT-60Uの新型マルチジャンクションLHRFランチャの製作にあたっては、拡散接合を応用した製作技術を開発しその有用性をプロトタイプにて確認するとともに実機に採用した。製作されたランチャを使って高周波の性能試験を行い、位相量とパワー分配比が測定されその誤差は高帯域の周波数にわたって許容範囲内にあり、ほぼ設計値の放射スペクトルが期待され実験条件に合わせて最適のスペクトルが選択できる。大電力の高周波パワーを真空容器内に入射することによって耐電力試験を行いながら同時にランチャーのプリエーシングを順調に進め、単パルスながら入射パワーが一導波管当り~400kWまでに達した。このパワーは、実機の最大運用値の約1.6倍にもなり、電流駆動実験等において安定に大電力のパワーを入射できると期待できる。JT-60Uの高温度プラズマにて本ランチャによる電流駆動実験により、定常化トカマクへのデータベースが得られると思われる。

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