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Microstructural evolution of austenitic stainless steels irradiated in spectrally tailored experiment in ORR at 400°C

ORRのスペクトル調整中性子で照射されたオーステナイトステンレス鋼のスエリング挙動

沢井 友次; P.J.Maziasz*; 金澤 浩之; 菱沼 章道

Sawai, Tomotsugu; P.J.Maziasz*; Kanazawa, Hiroyuki; Hishinuma, Akimichi

はじき出し損傷と生成ヘリウムのバランスを実際の核融合炉での使用環境にあわせるため、熱中性子と高速中性子の比率を調整するスペクトル調整照射をORRで実施した。試料に用いた6種類のオーステナイトステンレス鋼は、今回の照射条件(400$$^{circ}$$C、7.4dpa)では、溶体化処理材にはスエリング挙動の差が認められたが、冷間加工材では、すべて良好な耐スエリング性を示し、浸漬密度試験においても、電子顕微鏡観察においても、ほとんど差が認められなかった。溶体化処理材の中でも改良ステンレス鋼は最も優れた耐スエリング性を示したが、高純度3元合金の0.86%をはじめ、大きなスエリングを示したものもある。より高照射量では、スエリング率がさらに増加することも大いに考えられ、400$$^{circ}$$Cという比較的低温においても核融合炉材料の選択には、スエリングを考慮すべきであることを示している。

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分野:Materials Science, Multidisciplinary

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