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YBa$$_{2}$$Cu$$_{3}$$O$$_{x}$$単結晶の固液共存下成長のクエンチによる観察

Observation of YBa$$_{2}$$Cu$$_{3}$$O$$_{x}$$ crystal growth from solid-liquid mixtures by using quenching experiments

朝岡 秀人  ; 野田 健治; 武居 文彦*

Asaoka, Hidehito; Noda, Kenji; not registered

等温に近い状態で固体と液体を共存させ大型YBa$$_{2}$$Cu$$_{3}$$O$$_{x}$$単結晶を包晶反応を用いて作製した。Y$$_{2}$$O$$_{3}$$-BaO-CuO系における包晶域の存在は三成分以上の系でのみ許される極めて珍しいもので、この系でも未だ完全に確認されていない。また包晶域がYBa$$_{2}$$Cu$$_{3}$$O$$_{x}$$相の結晶成長に有利に作用するか否かも仮説の段階である。そこで包晶反応を伴う成長機構に関し、各成長段階にある固液共存状態の観察を試みた。各温度域にある固液共存状態をクエンチし、X線回折並びにSEM・EPMAによる観察の結果、980$$^{circ}$$Cにおいて固相(Y$$_{2}$$B$$_{a}$$CuO$$_{5}$$)と反応生成物(YBa$$_{2}$$Cu$$_{3}$$O$$_{x}$$)との包晶組織の存在する共存領域を確認するとともに、温度域の変化に伴うY$$_{2}$$BaCuO$$_{5}$$からYBa$$_{2}$$Cu$$_{3}$$O$$_{x}$$への進行を確認した。また同時にYBa$$_{2}$$Cu$$_{3}$$O$$_{x}$$の共存する液相への拡散がみられることから、表面自由エネルギーの差異に起因するオストワルド成長機構が作用しているものと考えられる。

no abstracts in English

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