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Structural studies on lanthanide(III) complexes with diphosphine dioxide (DPDO) by NMR spectroscopy

NMR分光法によるランタノイド(III)-ジフォスフィンジオキシド錯体の構造研究

矢板 毅; 館盛 勝一

Yaita, Tsuyoshi; Tachimori, Shoichi

ジフォスフィンジオキシド-ランタノイド錯体に対するNMR分光学的研究が行われた。ランタノイド誘起シフトの測定からリン原子エスピン密度の計算が行われた。これより軽ランタノイドより重ランタノイドとの錯体において、電子の非極在化が起こっていることが明らかとなった。また、磁気緩和の測定から結合距離、角度等の測定も行われた。なお緩和の測定は、Inversion recovery法によった。これより、結合距離は、軽ランタノイドで3.3$AA$前後、重ランタノイドで3.1$AA$前後という値が得られた。また結合角度は、およそ54.7°付近であるということもわかった。これらの結果は、重ランタノイドにおいて、軌道の重なりに伴なった共有結合性の強い錯体を形成していることを示唆している。

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