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High heat flux experiments on divertor mock-ups with a thermal bond layer for fusion experimental reactors

熱接合層をもつ核融合実験炉用ダイバータ模擬試験体の高熱負荷実験

鈴木 哲; 佐藤 和義; 荒木 政則; 中村 和幸 ; 大楽 正幸; 横山 堅二; 秋場 真人

not registered; Sato, Kazuyoshi; Araki, Masanori; Nakamura, Kazuyuki; Dairaku, Masayuki; not registered; Akiba, Masato

ITER等の次期核融合実験炉におけるダイバータ板はプラズマディスラプション等によって表面材料が損耗し、交換が必要となる。本報では、遠隔保守によるこの交換作業を容易にするために、熱接合層と呼ばれる低融点接合材料を用いたダイバータ模擬試験体の加熱実験について報告する。今回開発した試験体は、従来の銀ロウ(融点:約800$$^{circ}$$C)に代えて、鉛(融点:約330$$^{circ}$$C)を接合材料とすることで融点が低く、柔軟な接合層を形成している。実験では、ITERの定常条件・非定常条件を模擬し、熱負荷5MW/m$$^{2}$$、15MW/m$$^{2}$$の2つの条件の下で加熱を実施し、除熱状態の変化を観察した。その結果、これらの熱負荷に対して試験体は安定した除熱性能を維持することを確認し、熱接合層を有するダイバータ構造が、遠隔保守を必要とする次期装置のダイバータ板として非常に有望な構造であることが明らかになった。

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