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Fundamental study of a water jet injected into a vacuum vessel of fusion reactor under the ingress of coolant event

冷却材侵入事象下において核融合炉の真空容器に噴出された水流ジェットに関する基礎研究

高瀬 和之; 功刀 資彰; 関 泰; 栗原 良一; 植田 脩三

Takase, Kazuyuki; Kunugi, Tomoaki; Seki, Yasushi; Kurihara, Ryoichi; Ueda, Shuzo

核融合炉の第一壁やダイバータ等のプラズマ対向機器には、除熱のために多数の冷却水配管が組み込まれている。これら冷却水配管が何らかの理由で損傷し、配管内を流れる高温高圧水が真空容器内に噴出した場合、水が高温壁に接触して沸騰・蒸発して急激に容器内圧力が上昇することが考えられる。もし真空容器内圧力が安全装置(ラプチャーディスク)の動作時間よりも速く真空容器の耐圧値に達するならば、最悪事態として真空容器が破損することが考えられる。そこで、核融合炉の真空容器を模擬した予備実験装置を使って、真空容器内冷却材侵入事象(ICE)時の熱流動挙動を定量的に調べた。実験条件は、容器内真空度10Torr以上、容器内壁温度150~250$$^{circ}$$C、高温高圧水の温度80$$^{circ}$$C及び圧力3.5MPaである。その結果、圧力上昇速度は侵入水量に依存するものの、本実験の範囲では0.05MPa/s以下であり安全装置の動作時間を十分確保できることが分かった。また、水衝突面の温度分布から噴出水の衝突面上の影響範囲と噴出水量との関係を明らかにした。さらに、一次元の2相流計算の結果、ICE時の容器内圧力変動は数値的に予測できることを示した。

no abstracts in English

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