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A New ${it Arabidopsis}$ mutant induced by ion beams affects flavonoid synthesis with spotted pigmentation in testa

シロイヌナズナにおけるイオンビーム誘発種皮色素沈着突然変異

田中 淳; 田野 茂光*; Chantes, T.*; 横田 幸彦*; 鹿園 直哉; 渡辺 宏

Tanaka, Atsushi; Tano, Shigemitsu*; Chantes, T.*; Yokota, Yukihiko*; Shikazono, Naoya; Watanabe, Hiroshi

シロイヌナズナの乾燥種子に炭素イオンビームを照射し、種子色に変異のある突然変異体のスクリーニングを行った。150~200Gyの照射種子1,488個に由来する11,960個体の自殖後代で種皮にアントシアニン色素が多量に点在する、新しい突然変異体(anthocyanin spotted testa:ast)を得た。アントシアニンの蓄積量は開花後6日目で最大となり野生株の5、6倍量に達したが、完熟種子、幼苗、本葉、つぼみでは高い蓄積量は見られなかった。このことから、この遺伝子は未熟種子の成熟過程において組織・時期特異的に色素合成を制御する遺伝子であることが推測された。遺伝分析から、この変異は遅滞遺伝で単一劣性の遺伝を示し、またDNAマーカーを用いた染色体マッピングにより、AST遺伝子は第1染色体のnga280マーカーから約3.2cmの距離に座位すると考えられた。なお、ASTは新しい遺伝子名として登録された。

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パーセンタイル:72.31

分野:Biochemistry & Molecular Biology

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