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WSPEEDI (worldwide version of SPEEDI): A Computer code system for the prediction of radiological impacts on Japanese due to a nuclear accident in foreign countries

WSPEEDI (世界版SPEEDI): 国外原子力事故に伴う日本への放射能影響予測のための緊急時対応システム

茅野 政道; 石川 裕彦; 山澤 弘実; 永井 晴康  ; 森内 茂

Chino, Masamichi; Ishikawa, Hirohiko; Yamazawa, Hiromi; not registered; Moriuchi, Shigeru

国外原子力施設事故時に、実時間被曝線量評価により防災対策を支援する計算システムWSPEEDIを開発した。SPEEDIの世界版でありWSPEEDIは、国外の原子力事故に伴う日本への放射能影響予測を目的としている。WSPEEDIは、広域風速場予測のための質量保存風速場モデルWSYNOPと、放射能の長距離拡散、地表面沈着及び被曝線量評価のためのランダムウオークモデルGEARNから構成される。計算モデルは、システム制御機能、世界地図データベース、気象データ処理機能、図形出力機能等と共にシステム化されている。計算モデルは、信頼性の高い放出源情報、気象情報、モニタリングデータを集約したチェルノブイル事故データベースを用いて検証された。さらに、緊急時システムとしての対応能力が、ヨーロッパ大陸の約2000kmスケールで行われたヨーロッパ広域拡散実験のリアルタイムシミュレーションにより評価された。システムは、現在、ほぼ実用段階に達している。

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