周囲と密度の異なる気体噴流に関する研究,第1報; アルゴンガス層流円形噴流の数値解析と濃度分布測定実験

Study on gas jet with different densities from the surroundings, 1st report; Numerical study and measurement of mass fraction of argon gas laminar circular jet

文沢 元雄; 菱田 誠; 功刀 資彰

Fumizawa, Motoo; Hishida, Makoto; Kunugi, Tomoaki

高温ガス炉の安全性研究に関連して、静止気体(空気)中に異種気体(アルゴンガス)が層流状態で鉛直下向きに噴出する場合の2成分気体噴流の流れ場と濃度場を数値解析により、また濃度分布を実験により調べた。その結果以下のことが分かった。(1)噴流は重力のために加速されるので、軸方向速度は下流に向かって増加する。(2)噴出口直下ではアルゴンガス噴流のポテンシャルコアが存在するが、下流に進むに従って周囲気体の巻き込みおよび拡散のためにアルゴンガス濃度は減少する。(3)流速、濃度および質量流速の半値幅は噴出口付近で下流に進むに従って減少する傾向にある。

no abstracts in English