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CCS-I, A Code to analyze a dynamic behavior of uranium enrichment process in a centrifuge cascade; An Application to the safeguards effectiveness assessment

遠心分離法カスケードにおけるウラン濃縮工程の動特性解析コードCCS-I; 保障措置システムの有効性評価への応用

岡本 毅*; 西村 秀夫

Okamoto, Tsuyoshi*; Nishimura, Hideo

CCS-Iコードは、遠心分離法ウラン濃縮カスケードの設計計算及びその起動・停止等の過渡時の動特性計算を行い、製品の濃縮度調整のための各種操作技術を検討する等のために開発した汎用型コードである。これらの諸機能のため、本コードは、保障措置システムの有効性評価のために利用することができる。すなわち、設計濃縮度を超える濃縮ウランを生産する手段が用いられた場合のカスケードの状態を精度よくシミュレートできるので、保障措置システムが検知すべき異常指標を同定することができる。また、誤警報の検討に用いることもできる。さらに、カスケードの濃縮特性から、適時査察の頻度について知見を得ることができる。本報告書は、遠心分離法カスケードのモデル化について述べるとともに、コードの概要並びにコードをカスケードの動特性シミュレーションに用いる場合の利用方法等について記述している。

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